妻中便り

中学3年生 平和学習旅行2

中学3年生 平和学習旅行、5月9日(木)

 

旅行も2日目を迎えました。まず平和祈念公園に赴き、千羽鶴奉納式典を執り行いました。奉納を終えた後は『平和の鐘』の合唱。よく晴れた5月の長崎の青空に、深い鎮魂と平和への願いが込められた生徒たちのアカペラ合唱が響き渡りました。

 

式典の後はその場で解散です。いよいよ班別自主研修が始まりました。勢い良く各自の目的地に向かって行く生徒達もいれば、早速公園内でチリンチリンアイスへ。なんといっても長崎の名物の1つです。昭和の風情を感じさせる食べもの。

 

食べると言えば、生徒たちの食欲は衰え知らずで、宿の朝*夕食ではおかずだけでもかなりの量(しかもかなり美味しいです)があるにも関わらず、多くの生徒がご飯のおかわりをしています。教員一同、生徒達の若さとエネルギーに舌を巻いています。食欲があるのは元気な証拠。この2日間、生徒達の旺盛な食欲に安心させられています。

 

班別自主研修では生徒達は長崎市街地の様々な場所を自由に動き回りました。回った場所は様々ですが、戻ってきた生徒たちの声はみんな同じです。「疲れた~…でも楽しかった!」訪れた場所で学んだことはもちろん大切ですが、知らない街で地図や路線図を頼りに自分たちだけの力で目的地目指して進むことも、とても大切な体験。迷ったりすることもあるでしょうが、それもまた得難い勉強の機会です。まずはとにかく全員が無事に帰ってきてくれることを祈りつつ、教員も各地に飛んで生徒の様子を見守りました。

 

ホテルに戻って夕食後は、被爆体験者の下平作江さんにお越し頂き、被爆体験講話会を行いました。戦争体験や被爆は歴史ではない、現在のことであることを改めて深く考えました。昼間の疲れも感じさせない真剣さで生徒たちはお話に耳を傾け、必死にメモを取っていました。

明日は戦争に関する平和学習からは少し離れて、自然と災害の側面を中心に学習を行います。

 

 

一覧へ戻る