St. Andrew’s Seminar 2015 – Day 11: Fire! Let’s get out of here!
Today we experienced evacuation practice in SACC. It was a bit different from ours, but basically the same. In the afternoon, our students showed 8 year students how to make paper crane and also why we make it as a pray for peace.
昨日の学年集会行脚のフィードバックを一つ。
生徒達の校歌斉唱を聴いたSACCの生徒の一人が森本先生に、
That was like a voice of angel!
(天使の歌声みたいだった!)
と伝えてきたそうです。
大変な褒め言葉で、生徒達の苦労も報われるというものです。
本日は5〜8時間目に特別プログラムが用意されていましたが、
その前のこと、3時間目にevacuation practice、避難訓練が行われました。
日本でも定期的に必ず行われている避難訓練ですが、
ここオーストラリアのケアンズではどのように行われているのか、
それを知る貴重な機会にはなかなか立ち会えないものです。
予定時間になると放送で避難訓練を行う旨が伝えられ、警報機の音が鳴り響きました。
そこから生徒と教員の避難が始まりました。
elementaryもjuniorもmiddle yearもseniorも、あちこちの校舎からぞろぞろと生徒が出てきます。
我々にとっても、SACCの全生徒が一同に会するのを目にするのは初めてです。
12学年以上に及ぶ全校生徒はかなりの数になるはずですが、
校庭が広いのであまり多く感じられません。
ちなみに教員も列を作って一人ずつ点呼を受けます。
生徒、教員全員の点呼が完了したら、訓練は終了。
全体に向けたお話などは行われませんでした。
避難訓練一つとっても大きな文化の違いがあると予想していた我々からしてみると、
意外と日本と変わらないんだな、というのが正直な感想でした。
その後、5、6時間目は二手に分かれて、
片方は折り紙をSACCの生徒に教える授業、
もう片方は日本語クラスとイタリア語クラスの合同でファッションショーの授業です。
ファッションショーでは生徒たちは日本の若者の日常的な服装を紹介しました。
午後の7、8限は大妻中野の生徒が全員集合し、
平和を祈念する折り鶴の作成をyear 8の生徒と一緒に行いました。
本校では中学3年時に平和学習旅行を中心とした平和学習を行うので、
生徒たちには広島、長崎を念頭に置いた平和祈念の精神が身についています。
ただそれはSACCのyear 8の生徒たちにとっては完全にother cultureです。
このままの状態で折り鶴を作っても、それはただの工作で終わってしまいます。
ということで授業冒頭に原爆被害の実際を伝える映像を皆で見て、
その後、平和への祈りを込めて鶴を折る、という日本文化を実践しました。
1st weekはオーストラリアについて学ぶ、いわば「受信」中心のプログラムでしたが、
この2nd weekは「発信」を重視したプログラムが組まれています。
発信する側になって改めて気づかされることがある、ということを生徒たちは実感する日々です。