「海外経験」、どう活かす?(帰国生保護者会)
幼い時期を海外で過ごす、ということは、日本で生活していては味わえない
風土や文化に肌で触れて自分の基盤を豊かに出来る貴重な経験です。
けれど、日本語の運用や日本らしい文化から遠ざかった状態で「自分」を
かたちづくり、その途中で日本を受け入れることになったら…それはそれで
不安だと思います。
「わが子だけが?」「わが家だけが?」他の人と気軽に分かち合うのが難しい、
海外帰国生とそのご家族が抱える不安や疑問を解消するため、大妻中野では
定期的に帰国生保護者会を開催しています。
今日は、海外から帰国し、大妻中野で学んで大学進学を果たしたOGを招いて
体験談を語ってもらいました。
大人びて立派な先輩たちも、数年前は不安やコンプレックスを抱える同じ
妻中帰国生だったんだ…。後輩が抱える不安を解消するため、進んで自身の
体験を語ろうとOGたちが手を挙げ、母校を訪れてくれる、という現実は本当に
嬉しいものです。先輩たちの経験談を心の支えに、また新たな希望の光を
生徒たちが心に抱いてくれますように!