慌てない、備えよ常に(防犯訓練)
きっと何も起こらない、たぶん大丈夫。
日ごろ悠然と構えていると、緊急事態であたふたしてしまうでしょう。
けれど、日ごろあたふたしておいて、緊急事態で落ち着いた行動が
できれば、すごく安心だし、ずっと利口なやり方です。
イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチルも、そんな名言を
残しています。
予告なしに突然襲う自然災害は、ものすごく怖ろしいもの。生徒たちも
いまだ、震災の恐怖を忘れてはいませんし、報道で知る各地の災害に
心を痛め、日ごろの備えについて思いをめぐらせています。
では、人災はどうでしょう?悪意をもって襲いかかってくる相手がいたら、
なんとしても身を守らなくてはなりません。水曜日の防犯訓練では、警察の
ご指導のもと、実際に不審者が校内に侵入してきた場合の対処について
シミュレーションしました。校内の随所に設置されている「さすまた」の位置を
確認し、身の守り方について学び直します。
「不審者の侵入が分かっても、安易に教室に鍵をかけない方がいい。逆上した
暴漢がガラスを破った時のほうが、よほど怖いんですよ。」こういうお話は経験を
積んだ方にうかがうのが一番です。
緊急事態なんて、考えたくはありません。けれど、いざというときのために心の
準備ができているのといないのとでは、対処の仕方が全然違ってきます。
慌てずに、準備だけはしっかりとして。でも、安全で平和な毎日を保つべく日々を
過ごしたいですね。