妻中便り

世界のパートナー校から フランス・サンドニ・インターナショナル校

大妻中野中学校・高等学校には「英語科」という教科はありません。 外国語科」です。それは、私たちは「外国語=英語」とは考えていないからです。本当の世界は、「英語」だけでは、見えてきません。世界には、多様な文化とその土台を支える多様な言語があります。外国語を学ぶことは、「その多様性に気づくための最も重要なステップの一つ」です。だからこそ、本校は、「複言語学習主義」を掲げ、その大切さを理解することを、外国語学習の基本に位置付けています。複言語への意識は、複眼的な思考、つまり「誰一人取り残さない優しさ」に繋がっていきます。

こうした考え方から、本校は20年前より、フランス語学習に取り組んでいます。その本校のフランス語・フランス文化学習を支え、本校生徒のフランス留学の学校であるフランスのパートナー校、フランス・ロシュにあるサンドニ・インターナショナル校の校長先生、副校長先生方からのメッセージが届きました。

新入生の皆さん、在校生の皆さんに紹介します。

April 14th, 2020

Otsuma Nakano, Madame, Monsieur, Chers Parents,

Nous avons la chance d ’accueillir des jeunes du monde entier à Saint-Denis. Ainsi, la crise mondiale que nous traversons nous invite à penser au delà des frontières française et européenne

La période que nous vivons actuellement est exceptionnelle et inédite et nous espérons que dans vos familles vous vivez et traversez cette crise avec le plus de sérénité possible compte tenu des circonstances.

Nous pensons à votre pays, votre famille et espérons avoir la joie de revoir vos enfants dès que possible.

Depuis quatre semaines, les équipes pédagogiques ont mis en place un suivi pour vos enfants et une multitude de canaux pour les informer et les faire travailler le mieux possible. Cette continuité pédagogique essentielle a pris plusieurs formes et chacun a été mobilisé pour la mettre en place afin de pouvoir assurer, lorsque le moment sera venu, un retour en classe paisible et efficace.

Les vacances sont maintenant là, il est important que les élèves puissent profiter de ce temps de repos, nécessaire à leur équilibre et leur bien-être. Il ne s’agit pas d’ignorer pour eux, totalement le travail scolaire mais qu’ils puissent lui accorder une place très raisonnable.

En vous remerciant pour votre mobilisation et en vous souhaitant tout le courage nécessaire pour supporter cette situation extraordinaire.

Très chaleureusement,

Olivier Gervès, Directeur

Philippe MINEREAU, Directeur Adjoint

Martin Chatagnon, , Directeur Adjoint

大妻中野中学校・高等学校の皆さま、保護者の皆さま

私たちは、世界中の生徒をサンドニに受け入れる機会に恵まれています。それだけに、今、この世界的な難局の もと、フランス、またヨーロッパを超えて、皆様のことを思ってやみません。 私たちは、地球規模での前代未聞の特別な時代を生きており、その中で、皆様とそのご家族が出来る限りの平静さを保ち、この危機的な状況を乗り越えていけることを願っています。

私たちサンドニ・インターナショナル校は、皆さんの国、ご家族を思い、また、生徒の皆さんと再会できる喜びができるだけ早く訪れることを祈っております。

この4週間、私たちは教員一同で、生徒たちのフォローアップにあたり、様々な手段を用いて、よりよく勉強に励 んでもらえるように努めてまいりました。この学習継続は、来る学校再開の際にスムーズに授業を継続するためにも重要と考えております。

さて、ここサンドニでは2 週間の休暇がやってきました。この休息のひと時を十分に活かして、生徒が各自のバ ランスや幸福感を感じることが大切です。学校の勉強を全く疎かにしてよいというわけではありませんが、適切な休息の機会として過ごしてください。

皆様の日頃のご理解、ご協力に感謝するとともに、また、皆様がそれぞれの環境において、私たちと連携し、 この例外的な状況を乗り越えていけることを願っております。

心をこめて

サンドニ・インターナショナル・スクール

校長 オリヴィエ・ジェルヴェ

副校長 フィリップ・ミヌロ

副校長 マルタン・シャタニヨン

 

 

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