オンラインで届け、“大妻中野”の授業
五月晴れの東京、初夏のさわやかな一日をいかがお過ごしですか?
ゴールデンウィークが明けて、一週間。
悔しいくらいに良いお天気です。
連休明けには学校に行ける!
そう楽しみにしていたのは生徒たちだけではありません。
私たち教職員も、生徒の皆さんに会えることを本当に楽しみにしていました。
しかし、今は我慢の時ですね。
皆さんの安全のため、ぐっとこらえてお家で過ごすことが大切。
でも、ここは大妻中野です。
お家で過ごしていても、学校と同じ雰囲気を作る。
登校しているのと一番近い形で、授業をする、ホームルームをする。
なんとかしてこれを叶えたい。
私たちには、文明の利器があります。
一人一台所有するタブレット。
双方向オンライン授業のためのアプリ「ロイロノート」。
学校の情報交流掲示板「manaba」。
Otuma Nakano のONを、ON LINE のONに。
2月29日、休校を言い渡された翌日から、
生徒たちとのコミュニケーションのほとんどをオンラインに切り替えました。
試行錯誤の3月でした。
毎朝のSHR(ショートホームルーム)、
暗くなりがちの気分が少しでも浮上するように、
各学年、娯楽も織り交ぜての出席点呼を行います。
実例)「manaba」での取り組みをご紹介
2020年3月2日 オンラインSHR初日
高校2年生(当時1年生)「きのこたけのこ論争決着アンケート」
ちなみに、結果発表はこちら。
きのこ:たけのこ=1:2
ほかにも、中学1年生(現在2年生)との「じゃんけん大会」、ウェブ対談企画、オススメ本紹介など、
毎日の潤いになる企画を欠かさず配信しています。
4月中旬には、いよいよ新学年が始動しました。
入学式も、新クラスの発表も、すべてオンラインで。
YouTube動画を用いての式典は、周りにお友達がいる気分でお家で視聴しました。
動画に映る校長先生も、だんだん撮影に慣れていらっしゃるのがわかります。
このまま続けば、教員全員YouTuber化できそうです。
そして、いよいよ授業が始まったのが4月の3週目。
ここから、大妻中野としての本領を発揮したいところです。
普段のICT授業を、ネットワークに乗せてお家に届ける工夫。
この日のために、新しくZoomやYouTubeについても勉強済みです。
普段のこんな授業が、
YouTube講義になったり、
物理の実験にお家で挑戦したり、
リコーダーもオンラインで。
/♪♪♪\
お家でひとりでも、みんなと同じ授業を受けて、みんなと意見も交換できます。
今週からは中学1年生も、無事にオンライン授業を開始できました。
あれ、なんだ、いつもやってる授業じゃん!
……とまではいかなくても、
たくさんのアイディアと、工夫と、柔軟さで
大妻中野はいつもとちょっとだけ違う「学校生活」を送っています。
延長に、延長を重ねている休校期間。
伸びるたびに生徒たちの落胆の声が届きます。
みんな、本当に学校が大好きです。
早く学校が再開されて、こんなこともやったよね、と笑える日が待ち遠しいです。