困難の大きさだけ成長する前向きさ 大妻中野中学校卒業式
校舎横の佐野桜が早くも花を開き、青空に映えるピンクの花影。
お天気に恵まれた今日、大妻中野中学校の三年生は卒業の日を迎えました。
三年前、膝より長いセーラー服とピカピカの革靴で
無邪気に校門をくぐったあの日からずっと、
元気で明るく、人一倍前向きな学年と評判。
今日はもう、すっかり「中学生」の顔で式に臨みます。
始まりがあれば、終わりがある。
終わりがあれば、また次が始まる。
終わりがあるから、新しい世界へ踏み出すことができる。
これは、間もなく装い新たに心機一転のスタートを切る彼女たちの、
始まりのための終わりです。
中学三年、異例の年。
受け身でなく、自ら積極的に行動することを経験から学んだ年でした。
たくさんの当たり前が制限され、
これまでの生活に当たり前なことなどなかったと気付きました。
自分たちのために助力してくれる「誰か」のおかげでここまでこられたこと、
そして、人に感謝し、励まし合いながら成長することを、
十五歳の彼女たちはすでに知っています。
これからの高校生活で魅せる成長が楽しみでなりません。
2021年、いくつもの難題を超えて創る、新しい社会。
世界は知らないことに満ち溢れています。
ご卒業、おめでとうございます!
卒業生代表 出発の言葉
(卒業生代表「出発の言葉」、校長祝辞を参考に)