中2_カナダ・セミナー2022 終了! 参加生徒レポート!
From Canada 中2生_カナダ・セミナー2022 無事終了! 参加生徒のレポートを紹介します!
本校の地球市民教育、異文化間理解教育、グローバル教育を支える取り組みの一つが留学。その大妻中野の留学の原点とも言えるプログラムが、中学2年次に実施する12日間のカナダ・セミナー。今から27年前の平成8年(1996年)にカナダ体験学習としてスタート。当時から「体験」をベースにした「探究」学習型の海外プログラムとして大きな成果をあげてきました。以来、毎年、多くの中学2年生が参加してきたプログラム。これまでの参加生徒は、1800名を越えます。
今年は細心の注意と綿密な準備を重ね、引率教員と参加生徒を合わせて、約100人のグループで3年ぶりに実施、無事に終了しました。参加した生徒の皆さん、それぞれに成果をあげてくれましたが、その中から代表して4人のレポートを以下に紹介します。
From K. O.
In this program, we visited Canada and stayed there for twelve days on summer vacation to learned about Canadian cultures like money, food, and usual life. Also, we had a lot of English conversations with buddies who were college or high school students in Canada. During this program, we stayed in the dormitory of the Columbia Bible College for nine days and host family’s house as a homestay for three days. The reason why I participated in this program was that I wanted to go to Canada which I had never been to. And I wanted my English skill to improve.
I learned about Canadian culture and a lot of topics of the evening seminar. In evening seminars, we made our own dream catchers, danced many kinds of dance, and met Disney princesses. When we had classes to prepare for these seminars, I always had a seat in the first row and tried speaking English aggressively.
Also, I had many chances to talk to buddies. I talked to them about my favorite Japanese artists. I was surprised that she knew the artists! Our conversation was interesting and good practice of speaking and listening. I exchanged our email addresses to be able to send messages to each other also after the Canada seminar.
My host family’s house was on a mountainside, so I enjoyed beautiful nature with the family by strolling, going to a lake, jumping on the trampoline in their yard, and so on. The family had two little kids who were so cute! I gave them Japanese toys and they were glad to get them. Taking care of these kids was a good experience for me. At the end of the seminar, I went shopping to buy some souvenirs. I learned about Canadian money and items in this shopping. I learned a lot of things, but the most important thing was that I became positive and active. I could try using English and making new friends.
After the Canada seminar, I want to learn English and other countries more. I sometimes use a translator to write and read messages to buddies now. I want to become able to do this without the translator. Someday, I want to go to Canada again. And my new dream is to go to the University of British Columbia!
M. S. さん
この夏、私はカナダ・セミナーに参加しました。このプログラムは7月の終わり、夏休みが始まってすぐカナダの学校の寮で英語を使いながら様々な体験をする約2週間のプログラムです。英語での学校の授業だけでなく、様々なアクティビティやホームステイがあったためとても充実したセミナーでした。
私がこのセミナーに参加した理由は、自分の英語力を知ることです。私は将来、英語を使う機会が増えると考え、話せるようになりたいと思っています。しかし、学校では英語で話す機会はあまり多くありません。そのためこのセミナーに参加して自分がどのくらい話せるのかを知り、今後の学習に役立てたいと思いました。また、海外の文化や日本との違いを知ることで海外の人と接するときに話しやすくなるのではと考えたことも理由の一つです。そのために実際に自分の目でカナダの文化や日本との違いを見てみたいと思いました。
カナダ・セミナーに参加して私は大きく分けて二つのことを学び、考えが変化しました。 一つはうまく話せなくても相手に伝わるということです。もちろん、過去形、現在形、未来形の話し方は知っていないと言いたいことが伝わりにくくなりますが、片言でもある程度は分かってくれます。向こうの人たちは私たちと話がしたいので私たちが言いたいことを理解しようとしてくれます。それがとてもうれしかったです。カナダ・セミナーのために英語を話せるようになりたいと思っていましたが、カナダセミナーに参加して、今、目の前にいる人と話をするために英語を話せるようになりたいと思うようになりました。
二つめは文化の違いを心配する必要はないということです。説明会や体験談では文化の違いをよく言われます。しかし、実際に行ってみて少なくともカナダは文化の違いはそこまでないと思いました。空港に着いたとき、看板は英語ばかりだったり、いろいろな国の人がいたりしましたが、レストランの雰囲気は日本と同じだったり、周りの景色もスケールは大きかったけれど日本の風景と似ていたりしたため海外に来た実感があまりわきませんでした。このことを通じてカナダは日本と違う点があっても日本と似ている点も多いのではと思いました。私は海外では日本との違いを見つけることも大事ですが、日本との共通点を見つけることも大事だと思います。
今回の成果は今後、外国人と話すときや留学を考えるときに自分の自信になると思います。それと同時に自分に必要なことは何かを考え、補うことにもつながると思います。私の場合、もっと単語を知ろうと思いました。今まで単語よりも文法を重視した勉強をしてきましたが、話すときも聞き取るときも単語がわからないので会話が成り立たないことが多くありました。今後は文法だけでなく、単語も重視した勉強をしたいです。
私はカナダ・セミナーで、もっと自分の気持ちを相手に伝えたいとよく思いました。私は将来、いろいろな人とコミュニケーションを取りたいです。そして、身近にいる外国人とも話せるようになりたい。そのために私は今回の成果を生かし、英語力を高めていきたいです。
K. S. さん
私がこのプログラムに参加した理由は、外国人に苦手意識があったからです。外国人は、異なる文化、異なる言語など日本と異なるものをたくさん持っているという極端な考えから「外国人は怖い」というイメージを持っていました。しかし、英語を学んでいくうちに外国人と楽しく会話がしたいと思うようになったもののまだ外国人へのイメージがあまり変わっていないままだったので、このプログラムに参加しました。
カナダ・セミナーとは、カナダの文化を知り、様々な人種の外国人と交流することで自分自身を成長させることを目的としたプログラムです。このプログラムでは、バディという存在があります。人種や年齢はそれぞれで、多くの人が参加してくれました。バンクーバーの町を歩くなど、授業中、食事中、レクリエーションなど多くの時間を一緒に過ごしました。また、カナダの大学での寮生活や3泊4日のカナダの家庭に滞在するホームステイを体験しました。
自分がどう変わったのか。 まず、カナダの人々に触れたことで、「外国人への距離感」をなくすことができました。今では、外国人は少し怖いと思っていた理由を思い出せないくらい「外国人と話したい」と思うようになりました。バディと初めて話したときは、「喋っていることをしっかり理解しないといけない」とばかり思ってしまって「会話を楽しむ」という私の一番の目的を見失ってしまいました。しかし、その後、毎日のように会話をしていると少しずつ慣れてきて、「喋っていることを完璧に理解しなくてもいい。貴重な会話を楽しもう。」と前向きな気持ちに切り替えることができました。また、外国人も私と同じ人間で少し異なるところがあるだけと改めて認識することができました。また、知らず知らずのうちに私の中で外国人を差別していたことに気が付くことができました。
そのほか、自立について学ぶことができたと思っています。この、カナダ・セミナーは英語や海外のことを学ぶことが一番ですが、私は自立を学ぶいい機会にもなったと思いました。私は、部活や習い事を口実に親に任せてしまったことが多かったのですが、今思うと準備の時点で「自分のことは自分で行う」という意識を持てなかったことに後悔しています。カナダに行ってからは、自分のことは自分自身しかできないので、貴重品の管理、パスポートの管理、身の回りの整理整頓など、失敗しながらも、無事日本に帰国することができました。
これからについてです。カナダ・セミナーに参加したことで、これからの英語の勉強や進路を前向き大きく変化させようと思うことが出来ました。カナダ・セミナー語に自信がなくなっていたのですが、このカナダ・セミナーに参加したことで自信をつけるために今、何をしたらいいのかしっかり考えることができました。単語や文法など、これまでは、テストのために一時的に覚えて忘れるということを繰り返してきました。中一のころから、「定着するまで続ける」ということを教えられていたのに、今までずっと言い訳をして逃げてきました。これからは「テストのため」という意識を変えていけるようにしたいです。また、夏休みや冬休みなどの出された課題の範囲を超えるくらいの意欲で進めていきたいと思いました。 さらに、英語のことを学べる大学や留学、GLCのクラスにも興味がわきました。これから、沢山のことを知ったうえでしっかり考えていきたいです。
Y. N. さん
こんにちは。私は、このカナダ・セミナーで多くのことを学び、成長することができました。 このレポートでは、私の学んだことについてお話ししていきます。
今回のカナダ・セミナーは、COVID‐19 によって3 年ぶりに 7 月 20 日から 7 月 31 日までの12 日間 で行われました。私は、カナダ・セミナーの説明会で先輩方がこのセミナーを通して人生が変わった、視野が 広がったとおっしゃっていたことがとても心に残り、何か掴めることがあるかもしれないという思いでこのセミナー に参加しました。カナダに入国して2日間と3日目の午前中は主に Columbia Bible College(CBC)でバディや同じセミナーに参加した友達と、勉強したりアクティビティをしたりします。そして、週末はホームステイをしてそれぞれホストファミリーと過ごします。私は、ホストファミリーの犬のお散歩をしたり、ショッピングやコンサートに行ったりしました!その後、またCBCに戻ってバディや友達と生活します。
私はこのセミナーを通して、英語を話すことはもちろんコミュニケーションをする楽しさも知ることができました。カナダに実際行ってみて、海外は教科書だけの世界じゃないと思いました。伝わらない、伝えられなくて悔しい思いをしたことも多かったけれど友達と協力したり、ジェスチャーをしたり、伝える努力をすることで、それが伝わった時は本当にうれしかったし感動しました。そしてその伝える努力、諦めない気持ちが自分自身を成長させてくれたのではないかなと思います。
私は、このセミナーに参加するまで何事も受け身の性格でした。グループを作る時も、だれかが誘ってくれるだろうとなかなか自分から動こうとしませんでした。また、アドバイスを求められた時も、アドバイスより誉め言葉のほうが多くなってしまいました。その性格が知らずに出ていたのか、私が入っている合唱部の練習で、もっと積極的に自分から音楽を動かしてほしいと注意されたことがありました。私はカナダに行って、自分で分かっていても直すことができずにいたこの性格を、直す環境に出会うことができました。カナダは、勿論言語も違うし誰も自分のことを知らない環境なので、ものを借りたいとき、一緒に食事をとりたいとき、バスでバディの 隣に座りたいとき、何をするにしても自分から行動するしかありませんでした。始めは、緊張や不安もあって言い方がわからずに会話が詰まったり途切れ途切れになったりしてしまいましたが、バディと仲良くなっていくに つれて友達のように接することができるようになり、バディと会話するのが楽しくなりました!今思い出せば、バディと会話したことがこのセミナーの1番の思い出ですし、海外に友達ができたのは自分にとってとても自信 になりました!このような環境で過ごしたからこそ、この12日間でとてもチャレンジ精神がついたと思いますし、「まずは行動してみる」が習慣化されたのではないかなと思いました。
私には、具体的な夢がありません。ただ、このセミナーを通して異文化に触れることの楽しさを知り、いつか 海外の大学に行って勉強したり海外で仕事をしたりしてみたいなと思いました。また、今回のカナダでは友達をはじめ、本当に様々な方に助けていただいたので、自分を支えてくれるすべての人へ感謝を忘れず、将来は他の誰かの助けになる仕事をしたいと思いました。これからは、受け身で誰かを待つのではなく、今回の経験を生かして「まずは行動してみる」を目標に、何事にも自分から積極的に行動していきたいです。そして、 勉強でも部活でもつらいことから逃げずに、目の前のこととしっかり向き合って今回のカナダのように諦めず、 粘り強くチャレンジし続けられる人でありたいです。