中学3年生は，「平和・環境学習旅行」というテーマで沖縄県に3泊4日で訪れました。
この旅の目的は，「平和」という壮大なテーマに足を踏み入れることです。

具体的な活動としては，以下の通りです。
・沖縄戦の歴史が刻まれた平和祈念公園，ひめゆり平和祈念資料館の訪問
・現地大学生の協働にるグローバル化する日米安保体制と沖縄・米軍基地の関係のブレインストーミング
・沖縄を取り巻く環境問題を身近に感じるプログラムや文化体験

平和という壮大なテーマを捉え，理解を深めていくためには一つの文脈で様々な視点から捉えることが必要です。
子供たちは事前学習で主にインプットを行うことで問題意識を高め，現地における体験やディスカッションを通して問題を課題に落とし込みました。
最終的には平和を維持・構築していくために自分たちにできることを自分の視点，言葉で表現することができました。

’’戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない”

という言葉がユネスコ憲章前文中にもあるように，平和な社会を持続・構築していくためには各々が平和という概念に意味を与えていかなかればなりません。
そのきっかけとして，沖縄における歴史・環境・文化など様々な観点から学びを行ってきました。
子供たち一人一人が平和という概念に対して，今後どのように向き合っていくのかを引き続き見守っていきたいと思います。

最終日は，美ら海水族館と国際通りを訪れて沖縄を満喫しました。