ベネッセ STEAM フェスタ 2024 – 本校中3、高2チームが出場・発表!
3月23日に、上野学園高等学校を会場に対面で行われたベネッセSTEAM Festa 2024 に本校から2つのチームが代表で参加しました。 このプログラムは、全国の中高生の皆さんが学校の授業や課外などで取り組んでいる探究・研究を持ち帰り、学び合い、発表するイベントで、今回は、3年振りとなる対面・集合形式での開催となりました。
STEAMとは、Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematicsの学問領域を横断し、 実社会の問題解決に取り組みながら学ぶ、新しい学びのあり方。 文部科学省は2020年からの学習指導要領でSTEAMの考え方を取り入れた探究的な学びを重視しています。本校は、SGHネットワーク校として、ユネスコスクールとして、好奇心を大切にして、様々なチャレンジを積極的に支援することをミッションとして、STEAM教育にも取り組んでいます。
このイベントの一番の目的は成果発表ではなく、学び合い。全国から参加する中高生や先生に加え、様々な分野で活躍するビジネスパーソンや研究者も「社会人ゲスト」として参加し、お互いの発表について、議論し合うプログラムです。 以下の3つの部門からなります。
アカデミック部門 - 学術的な探究心をもとに進めた探究研究活動を発表する部門
ソーシャルイノベーション部門 - 身近な気づきや問題意識から行動し、自分や周囲にもたらした変化を発表する部門
メイカー部門 - 「創りたい!」という想いを形にし、表現する部門
本校は過去2年間、オンラインで本校の探究活動の成果を発表してきましたが、今回はこの対面での発表に、アカデミック部門とソーシャルイノベーション部門にそれぞれ1チームで代表チームが参加しました。
アカデミック部門は、高校2年生のチームKが「今を生きる~こどもホスピスの必要性」トピックに発表。 現在、小児慢性特定疾病を持つ子供は全国に約12万人、生命を脅かす状態にある子どもの数は推定2万人。そのような状態にある子ども達やその家族のためにこどもホスピスが必要であることを訴えました。こどもホスピスとは、病気を抱える子供とその家族が、治療の中でも幸せや喜びに気づけるようなおうちであり、今を生きることができる場所であること。そこでは、家族支援や、医療や福祉の枠を超えたサポートが行われることが必要であることをデータを元に発表しました。
また、ソーシャルイノベーション部門では、中学3年生のチームブックマジックが、中野区で行っている英語の絵本の読み聞かせ活動について発表。 子供たちに英語へ興味を持ってもらいたいという思いと近年深刻化する子供の読書離れに目を向け「ブックマジック」という活動の実践を報告しました。 地域の図書館で月に一度英語の絵本の読み聞かせを行い沢山の子供たちと英語を通して交流し、英語のうたや遊びなどを積極的に取り入れることによって英語を生かしたコミュニケーションの場も設けており、その成果を伝えました。