各入試について

各入試の特色&特待生制度について

アドバンスト入試

第1回・第4回・第5回アドバンスト入試は午前入試で、受験科目は4科(国語・算数・理科・社会)のみとなります。

合格判定は、4科合計点で選考します。例えば、合計点が合格最低点に達しているのに、ある1科目の得点が基準以下のため合格ではなくなるということはありません。

第2回・第3回アドバンスト入試は午後入試で、受験科目は2科(国語・算数)となります。同じく2科合計点で選考します。

 

 

【第2回(2月1日午後)・第3回(2月2日午後)アドバンスト入試の開始時間について】

・午後入試は午後2時40分が集合時間ですが、午前の他校受験などでこの時間に間に合わないことが予想される場合は当日13:00までにお知らせ下さい。開始時間15:20、15:50の試験を用意しております。

・合格発表は、当日午後9時30分(予定)に、本校ホームページ上で行います。翌日午前10時以降、本校において掲示発表も行います。

新思考力入試

2017年度入試より「新思考力入試」を実施しています。

【大妻中野が思考力を問う意味】

  • 思考力重視は、グローバル人材育成の延長線上にある
  • 未来に生きる子供たちには二つの力が必要
    1.グローバルな問題にクリエイティブに取り組み、未来社会のあり方を考察する力
    2.教科の枠を超えた「正解のない問題」に立ち向かい、それを解決しようとする思考力と発信力

この二つの力の獲得をめざす受験生のために、「新思考力入試」を実施します。

SGHアソシエイト校(2015~2019)として本校は、「グローバル教育」と「リベラルアーツ」がリンクした教育をめざし、これが未来の子供たちにとって必要不可欠な教育であることを認識してきました。
「主体的に学ぶ」「基礎知識を習得する」「思考力を高める」「発信力を高める」先進的授業によって、21世紀社会において「世界中のどの場でもリーダーシップをとることができる生徒」を育成し、これらの「大妻中野の教育目標」をより強く表明するために、入試内容・形態においてもこの意志を発信することにしました。

≪実施科目≫各50分 60点満点

総合Ⅰ 国語・社会・理科 合科型問題(教科横断的知識や応用力を評価する問題)
総合Ⅱ  総合問題 記述問題 400-600字 (発想力や表現力を評価する問題)
総合Ⅲ 算数 数理的思考力を見る問題 (主として算数で情報整理能力と論理的思考力を評価する問題)
【新思考力入試問題の傾向と対策】
総合Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの各問題は、「基礎的知識力」・「知識応用力」・「数理的思考力」・「発想力」・「表現力」を問う出題をします。
いずれの試験も、用意された一つの正答を導き出せる力を問う形式ではなく、受験生自身の思考力によって見出された答え、もしくはそこに至るまでのプロセスを評価する形式です。本校独自の問題ですので、公立一貫校の適性検査問題も参考にはなりますが、まず本校の過去問題を参考にして準備して下さい。

算数入試

2018年度(平成30年度)入試より、大妻中野は「算数」1科目入試を実施しています。

≪実施科目≫:60分 100点

算数1科目 1.計算問題(20点)
2.本校のアドバンスト入試の算数問題における第3問・第4問(文章題)と同じ内容の出題(40点)
3.新思考力型の問題(40点)
近未来社会では、理数教育に高い関心を持ち、深く学習することが強く求められます。
「多くの仕事が人間を必要としなくなる」と言われていますが、その社会的変化の早さは想像以上のようです。そのような社会でリーダーシップをとり、活躍してほしい。これが本校の皆さんに対する願いです。
全生徒に対して、理数教育の充実を計ります。その中で、算数受験合格者および新入生希望者対象に「プログラミング講座」を放課後開講いたします。
【算数入試問題の傾向と対策】
3題のうち2題は、本校のアドバンスト入試の算数問題における第3問・第4問(文章題)と同じタイプの出題となります。1題は新思考力入試総合Ⅲと同じタイプの問題となります。本校の過去問題を参考にしてください。

グローバル入試(英・国・算 入試)

大妻中野は2015~2019年の5年間、文科省によるSGH(スーパーグローバルハイスクール)アソシエイト校の指定を受け、2021年度からはSGHネットワーク校に加わり、継続してグローバル教育を柱としています。
建学の精神【学芸を修めて人類のために】に 則り『グローバル社会』と呼ばれる新しい社会を正しく認識し、『グローバル社会』のいかなる場面においても、リーダーシップを発揮できる女性育成のために「グローバルリーダーズコース」を設置しました。この「グローバルリーダーズコース」は、海外帰国生と「グローバル入試(英国算入試)」を受験し入学した生徒から構成されます。

グローバル入試(英・国・算入試)合格者は、グローバルリーダーズコース(GLC)に在籍します。

入試概要

入試日程 第1回:2/1【AM】 第2回:2/3【AM】
試験科目・配点 国語・算数 各100点満点 英語スピーキングテスト
試験時間 国・算 各50分 英語スピーキングテストは、1名につき約10分
出願資格 グローバルリーダーズコースへの入学を希望し、英語学習への意欲を有するもの

 

※英語スピーキングテストの得点が、合格基準に満たない場合でも、国語・算数の得点によりアドバンストコースへの合格となる場合もあります。
※特待生(若干名)を発表します。
※国語・算数の問題は、同日のアドバンスト入試と同じ問題となります。過去問題へ

  • 英検CSE2.0 1728(準2級相当)以上、TOEIC L&R 500点以上、TOEFL Junior 645点以上いずれかの取得者は、英語試験を免除します。
  • 英検CSE2.0 1980(2級相当)以上、TOEIC L&R 600 点以上、TOEFL iBT 42点以上、TOEFL  Junior 740点 以上、TOEFL Primary STEP2 223点以上、IELTS 4.0以上いずれかの取得者は、英国算の試験の代わりに面接(保護者同伴)試験(日本語・英語)を実施します。

*詳細は、募集要項をご参照ください。

2025年度グローバル入試 英語スピーキングテスト~サンプルビデオ

 

Q&A

Q:グローバルリーダーズコース(以下GLC)に入学するためにはどうしたらよいですか。

A:次の①または②でGLC入学資格が得られます。

①グローバル入試を受験する 第1回:2/1 AM 国・算(各100点満点) 英語スピーキング試験
第2回:2/3 AM 国・算(各100点満点) 英語スピーキング試験
②海外帰国生入試を受験する 第1回、第2回、シンガポール会場入試、海外帰国生オンライン入試
※オンライン入試は出願資格にお気を付けください。

※定員は①と②合計で36名です。

Q:  グローバル入試(英・国・算)で受験します。GLCではなく「アドバンストコース」への合格となる場合もあると聞きました。どのような仕組みですか。

A:  大妻中野には、「GLC」の他に、「アドバンストコース」というコースがあります。「GLC」では英語の授業がAll Englishで実践されます。グローバル入試で、英語スピーキングテストの得点が合格点に届かない場合、国語・算数の得点により、「アドバンストコース」への合格となる場合があります。
中学3年進級時以降、学年進級時に、「アドバンストコース」「GLC」のコース間移動が可能となります。

Q: 海外帰国生入試志願者が多く、また合格者が多く発表された場合、グローバル入試での合格者が少なくなってしまう心配はありませんか。

A: ご心配はないと考えています。理由を2つお話しします。
理由1:過去の海外帰国生入試の結果(受験者数・合格者数・入学者数)から判断し、そのような事態が発生する可能性は極めて低いと考えます。
理由2:海外帰国生・グローバル入試受験生が予想よりも多く、入学者数も多かった場合、グローバルリーダーズクラスを2クラス編成にすることも考えています。

Q: 「グローバル入試」を志望する人はどのような受験生でしょうか。

A:

  • グローバルリーダーズコースへの入学を希望する児童
  • 英語学習歴のある国内生で、英検準2級程度以上の英語力を有する児童
  • 海外在留経験があり、帰国生入試受験資格のない児童
  • 帰国生入試受験資格を有する海外帰国生
  • 国内インターナショナルスクール出身者

以上のような皆さんがこれまで志望してくださっています。

特待生制度について(2025年度入試)

  • 資格:アドバンスト入試(2月1日午前/2月1日午後/2月2日午後/2月3日午前/2月4日午前)、グローバル入試(2月1日午前/2月3日午前)、および海外帰国生入試(シンガポール会場・オンライン入試を含むすべての回)において、合格者上位を特待生とする。各入試回の特待生人数は、2025年度入試募集要項を参照して下さい。
  • 奨学金金額:1年次の授業料が免除されます。2年次以降は改めて審査されます。
  • その他:出願時に入学確約書などの提出は特に求めない。

入試についての補足事項

検定料減額

複数回同時出願する場合のみ、受験料を減額します。(郵送出願・窓口出願・Web出願とも、それぞれの同時出願に限ってこの制度を適用します)
一般入試と海外帰国生入試にまたがって出願した場合、それぞれの入試回数は別々にカウントします。

  • 1回出願 22,000円
  • 2回同時出願 35,000円
  • 3回以上同時出願 45,000円(未受験がある場合、入学手続き完了後に一部返金します)

(例)複数回同時出願する場合の入学検定料

  • 第1回入試と第4回入試の計2回分を同時に出願した場合…35,000円
  • 第2回入試、第3回入試、第4回入試の計3回分を同時に出願した場合…45,000円
  • 第1回入試と第4回入試を別の日に出願した場合…44,000円(※減額対象になりません)

入試問題出題傾向の変更

2025年度入試においては、国算理社の問題10~20%の範囲で、2024年度入試までの新思考力考え方(思考力問題)を取り入れた問題を、応用問題として出題します。

※思考力型問題は、全体の10~20%の中での出題で、応用問題の一部として出題します。基礎問題をはじめとした残りの問題はこれまでに通です。また、すでに同様のコンセプトに基づいた設問も導入を始めています。したがって、出題形式に大きな変更はありません。
昨年同様、過去問の基礎問題を中心に、確実に正解できるようにしてください。

国語

アドバンスト入試において、大問[1]では読解問題を、大問[2]では、語彙・慣用表現など基本的な問題を出題します。

アドバンスト入試第1回~第5回の出題傾向はすべて同じです。

算数

出題の枠組みは以下の通りです。

【海外帰国生入試・アドバンスト入試・グローバル入試】

第1問 四則計算など 答えのみ解答欄に記入 5点×6問=30点
第2問 短い文章題 答えのみ解答欄に記入 5点×6問=30点
第3問 文章題の大問 過程を書かせることもある 20点
第4問 文章題の大問 過程を書かせることもある 20点

 

基本問題を確実に習得することを意識して学習することがポイントです。