妻中便り

高校2年生 歴史文化研究旅行 その4

旅行四日目。今日は二回目にして最後の自主研修、その舞台は京都です。
二日目と同じく、朝食は本日の研修班ごとに集まってとるため、
旧クラスの面々と再会します。
 
生徒たちが全員元気に自分たちの旅路に出た後、
我々教員は京都府内各地へ向かい、
生徒たちが訪れるであろうスポット周辺を巡回します。
 
具体例として、本日の巡回スポットをいくつか挙げます。
 
まずはホテル周辺の裏通り。時代を感じさせる建造物が並びます。
有名なお茶屋さんの一保堂さんもその一つです。
 
 
そういえば本日は京都三大祭の一つ、葵祭が開催されていました。
道路を片側封鎖して、そこを平安時代後期の衣装を身にまとった人々が練り歩きます。
この祭のことは事前にたくさんアナウンスしてありましたが、
生徒たちは目にすることができたでしょうか。
 
 
少し北西に移動して、北野天満宮。
学業への御利益を祈念する中高生が今日もたくさん訪れていました。
我々としては、生徒たち皆に訪れてほしいスポットでもあります。
 
 
少し移動して、『仁和寺にある法師』で知られた仁和寺。
「先達はあらまほしきことなり」。
我々は何事においても生徒たちの良き先達でありたいと願っています。
 
 
仁和寺から少し歩くと龍安寺、そこからさらに少し歩くと金閣寺があります。
京都全体にもある程度言えることですが、
今日見た限りでは訪れている人々の6割が修学旅行生、4割近くが外国人の方々でした。
修学旅行先としてはもとより、京都という街の国際的な人気の高さを改めて感じました。
 
 
それぞれ自主研修先では様々なスポットの見学、美味しい昼食、楽しいおやつなどを楽しみ、
帰着時間の5時前後にはすっかりエネルギーを使い果たして宿に戻ってきました。
本日も大きな怪我もなく、生徒たちは疲れながらも皆無事です。
そして生徒たちのエネルギーはすぐに回復します。
帰着後10分もすれば、また元気になって自主研修での出来事を嬉しそうに報告してくれます。
 
 
本日の夕食は寄せ鍋。
疲れた体に染み渡るようでした。
 
 
夕食後、この旅行最後の夜のイベントとして、舞妓鑑賞が催されました。
 
 
華麗な舞を鑑賞した後は質問タイム。
興味津々の生徒たちの質問はなかなか尽きません。
その後舞妓さんを中心に、クラスごとの記念撮影。
舞妓さんを少しでも近くで見てみたい、
そんな生徒たちの必死な思いがよく伝わってくる写真撮影でした。
 
最後に、団長である野崎教頭より少し早めの総括が行われました。
最後の夜を迎えて振り返ってみるとあっという間だったこの旅行、
名残惜しい気持ちは生徒も我々教員も同じです。
ただ、今の我々の最大の思いは、とにかく全員無事に帰宅すること。
そして生徒たちには最後まで気を抜かずにこの旅行を隅々まで楽しんでほしい。
 
 
最終的にそれぞれにとってこの旅行がどんなものであったか、
それはきっと明日、御家庭に戻った生徒たちが御家族に対して存分に語ってくれることでしょう。
 
To be continued a little more…
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