懐かしい母校、新鮮な教壇。
中野の街に大妻中野、8階建てのレンガ造り校舎が
お目見えしたのは、2013年のこと。
東日本大震災を高校在学中に経験した妻中生は、
新校舎が完成する前に、伝統の香りただよう学舎から
卒業していきました。
夏服への衣替えと同時に、その卒業生たちが、
キリリとした黒スーツに身を包み、教育実習生として
母校の教壇に立っています。
自分たちの在学中にはなかった電子黒板。
その便利さに驚き、可能性の大きさに期待すると
同時に、それを駆使した授業を創る難しさも、
「教える」側に立つ今なら実感できます。
生徒として見上げていた教壇も、いざそこに
立ってみると、まるで違う場所に感じられることでしょう。
後輩たちの目は、在学中の自分たちと変わらない
素直な明るさに満ちています。
「容れ物」は変わっても、昔と変わらない妻中生の
笑顔を前に、明日はどんなことをしよう…。
3週間の実習期間。
今度は「教える」側から、教育実習生たちは全力で
「妻中の学び」に向き合っています。
3週間の実習期間。