ヒマワリと天秤がみつめる「いじめ」
TVドラマやニュース番組で見ることはあっても、
そこにたどりつくのが大変だとは知っていても、
実態がよくわかりにくい職業のひとつが「弁護士」
ではないでしょうか。
大妻中野では、定期的に現役で活躍されている
弁護士さんをお招きし、司法の側面から考える
「いじめ」の授業を実施しています。
授業の始め、ドラマでよく目にする弁護士バッヂを
実際に間近で見せていただくことができました。
おっかなびっくり手に取りながら、思ったよりずっと
重厚なつくりのバッヂをしげしげと眺める中学生たち。
正義と自由、公平と平等の象徴を胸に、日々どんな
お仕事をしていらっしゃるのか。
1つの案件に慎重すぎるほどの手間と時間をかけて
取り組むのはなぜなのか。
具体的な事例を挙げながらわかりやすく進むお話に
グングン引き込まれてしまいます。
そして紹介された1つの「いじめ」事例。
ずっと昔、実際に起きた悲劇は現在、SNSを介した
かたちで繰り返されるかもしれない…。
自分の身近で、何らかのかたちで関わる可能性のある
「いじめ」。バッヂの重みを感じた手で「いじめ」に触れ、みんなで考えます。
真剣に考える今日の妻中生の胸には、目には見えないヒマワリと天秤のバッヂが、梅と糸巻きの校章の隣で
キラリと輝いていました。