Because I am a girl.(国際ガールズデーに寄せて)
Cosmosアゴラにこのポスターを貼ったとき、後ろで
眺めていた妻中生が思わず声を上げました。
「13歳で結婚?14歳で出産?え?恋は、まだ知らないって
どういうこと?」
恋愛があって、その先に結婚があって・・・というイメージは
あくまでも、ほんの一部の女の子だけのもの。
世界には、自分達の日常からまったく想像も出来ないような
毎日を送っている「女の子」が大勢いるのです。
この夏、大妻中野の中学生は、マララ・ユスフザイさんや、
発展途上国に暮らす女の子に関する書籍を読み、読書
感想文を書きました。
そのご縁から、10/11の国際ガールズデーイベントのために
インドから来日したプリヤンカさんをお招き出来ることになり、
本番より1日早い、大妻中野ガールズデーが実現したのです。
「女の子だから」という理由だけで、学ぶ権利や未来の
可能性を奪われてしまう同世代の女の子たち。
自ら学ぶことを望み、働きながら勉学にも励む18歳の
プリヤンカさんのお話を、集まった妻中生たちは食い入る
ように聴いています。
本やテレビ、インターネットで何となく見聞きし、知ったような
気持ちになっていた遠い国の現実。今、こうして目の前で
語られて初めてそれが心に突き刺さる・・・。
プレゼンテーション後の質疑応答コーナーでは、中学生高校生を
問わず、活発に質問の手が上がりました。
世界中の、すべての女の子が幸せであるために、
「Because I am a girl.」の前に来るフレーズを、絶対に
ネガティブなものにしないために、、
「わたし」に出来ること、「わたしたち」に出来ることを少しずつ
見つけたい、見つけなければ!
心の中に小さなタネが根付き、見る間に根を張る情景が
目に見えるような気がした、大妻中野ガールズデーでした。