Chiang Mai Study Tour #5: Sightseeing and shopping, and farewell to the land of smile (2/3)
翌日、というのは昨日のことになりますが、午前中から市内観光に出かけました。
まず行ったのは、Chiangmai Art and Cultural Centerです。
こちらはチェンマイの中心部、有名な三人の王様像の裏側にある博物館で、
チェンマイの歴史と文化に関する展示を見ることができますが、
その建物は過去にprovincial hall(役所)として使用されていたもので、
博物館それ自体がコロニアル風の歴史的建造物となっています。
次に行ったのはWat Chediluangという寺院です。
チェンマイの観光的な見所と言えば何より、
市内の至る所に点在する寺院ですが、こちらもその一つです。
建造物の史跡的な価値とスケールでは他と一線を画する寺院です。
次に向かった先はYMCA近くの市場。
市内には数カ所市場があり、Night Market同様、独特のエキゾチシズムを感じさせてくれる場所として、
観光として訪れるにはもってこいです。
その後、YMCAに戻っての昼食を挟んで、午後はピン川(Mae Ping River)のクルーズに出かけました。
今回のツアーの構想段階からお世話になっている、
いわば本校とチェンマイを繋ぐキーマン的な人物が何人か存在しますが、
その内の一人、元チェンマイ大学教授のDr. Wasanがこの日は我々のガイドを買って出てくださいました。
チェンマイにおける種々のproblemsの中に河川の水質汚染の問題があり、
彼はこのピン川の保全活動に長年取り組んでいる方です。
溢れ出るような熱意が彼の言葉の端々から溢れ出るようで、
クルーズに出る前、陸地で行ったピン川の歴史のお話も、
話が進むにつれて次第に上がっていく熱量が手に取るようにわかりました。
しかしクルーズに乗り出すと打って変わって、教授のお話のペースも緩やかになります。
自然とそうなってしまうくらい、夏の日差しを浴びながらの午後のピン川のクルーズはゆったりとした雰囲気に包まれて、
まさにpeacefulという形容がピッタリきます。
そんな川の流れの中にいると、教授がこの川の保全活動に乗り出した理由も自然と理解できます。
この川が今のまま緑に包まれたゆったりとした環境であり続けること、
それはきっとピン川のそばで生まれ育った人々にとっては非常に重要なことなのでしょう。
ここまで、生徒たちは日々チェンマイ周辺の様々な学校、団体を訪れ、
息つく間もない"study"の時間を過ごしてきました。
気がつけばもうツアーも残りわずか、しかし充実した日々を過ごす反面、
日本で待つ家族や友達へのお土産を買う時間もなかなか取れていない、
その事実がそろそろ重くのしかかってきていました。
そこで、生徒の切なる要望に応えるべく、
この日は予定を変更してチェンマイで最新のショッピングモール、
Central Festivalへと出かけることになりました。
ここまで本当によく頑張ってきた生徒へのご褒美として、
このモールでは好きなように買い物や食事を楽しんでもらいました。
集合時間になって集まった生徒たちの安堵と満足の表情を見て、
我々引率教員も、ここに連れてこれてよかった、と安堵感と喜びを感じました。