妻中便り

Welcome to Otsumanakano!(中高入学式)

入学式の朝、警備員さんに笑顔で呼び止められました。

「スノーボール、入学式まで何とかなったよ!」

正門のところで可憐に咲いていた白い花々が、春休みの冷え込みで

今日までキレイな姿を保ってくれていたのです。

 

早稲田通りの向かい側にある公園の桜も、淡いピンクの花びらがまだ、

春の空気を薄紅に染めています。

ときおり吹いてくる風が運ぶ花びらが、入学式の記念写真にうってつけの

彩りになりました。

 

午前中は中学入学式。

何もかも初めて尽くしの1年生ですが、お馴染みのスカーフを身につければ

もう、しっかり立派な妻中生。

大きな声の力強い返事も、整然と揃う美しい礼も、頼もしいのひと言です。

 

6年間歌い続ける校歌とともに、合唱部からは「ハナミズキ」のハーモニーも

プレゼント。新高校3年生が中学に入学したときに先輩たちから歌ってもらった、

合唱部にとっては思い出深い大切な曲です。大妻中野生の絆がずっとずっと

続きますように・・・と、先輩たちから新しい後輩たちに願いを込めて贈ります。

これから続く6年間の大妻中野生活。

正門をくぐるのが楽しみになる毎日が待っていますように!

午後はお互いの新鮮なブレザー姿に驚きや喜びの声が飛び交う高校入学式。

ほんの少し前までセーラー服姿であどけない雰囲気だったはずの顔が、

ブレザーにネクタイ姿になると、いきなり大人らしい落ち着きをおびて見える

から不思議です。ご列席くださった保護者の皆さまも、そして毎日のように

顔を合わせていた教員たちも、生徒たちの成長に嬉しい驚きを隠せない、

大妻中野の大事な「場面転換」だと言えるかもしれません。

 

セーラー服にもブレザーにも、着慣れていくごとにかけがえのない思い出が

染みこんでいきますように。

3年後、6年後、今日の桜吹雪がいとおしく思い出せますように。

爽やかに晴れた4月の空です。願いはきっと届くにちがいありません。

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