妻中便り

自国理解は世界が分かる第一歩(中学道徳)

海外で新しい経験をしてみたい!

いろんな言語が使えるようになりたい!

たくさんの人とつながりたい!

毎日が楽しいことでいっぱい、可能性でいっぱいの中学生。

果てしない夢や希望に向かって歩んでいくためには、踏みしめる足もとこそ、

いちばんシッカリかためられていなければならないのです。

 

今、自分がいる国は、いったいどんな国なんだろう?

この国には、果たしてどんな文化が根ざしているんだろう?

まず自分の立ち位置を知ること。

机上の知識でなく、ナマの経験をもって自国の文化を感じること。

本当のグローバル化を目指すなら、まず「日本」を体感するところから。

中学生の道徳授業では、茶道華道に加え、小笠原流礼法の授業も取り入れ、

体験を通した日本文化理解を促しています。

 

茶道の先生のキリッと背筋を伸ばした立ち居振る舞いが美しいことに気付いたとき、

華道の先生が手際よく生ける花が、シンプルなのに空間に映える凄みに驚いたとき、

礼法の先生に教わる作法が「なぜ」そうなるのか、理由に自然と納得できたとき、

自国に息づく文化が、伝統という光をおびて、誇りに思えてくるのです。

どんな国で育ってきたか、まず自国を語れる妻中生に育って欲しいと願います。

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