妻中便り

舞扇に込める最高学年の思い(体育祭本番)

朝一番、広い代々木第1体育館に声高々と「勝どき」が響き渡りました。

父母後援会長による粋な演出で、赤(サラマンダー)・青(ウンディーネ)・黄(ノーム)

それぞれが「勝どき」のスケールを競い合い、これから始まる体育祭への

気持ちが俄然盛り上がります。

 

応援団のリードで客席からは絶えず声援が送られ、フィールドの競技は

大白熱!学年・クラスの枠を超えてみんなで一緒に盛り上がれるのが

妻中生のいいところです。

そして、体育祭の「妻中らしさ」が発揮されるポイントといえば、何と言っても学年ごとに

練習を積むダンスでしょう。

中学1年生の初々しいエアロビクスに始まり、過去にそれを経験してきた

上級生が自然と身体を動かしてしまう各学年伝統のダンス。

真剣そのもので演技する姿を眺める客席の下級生たち。

いつか同じダンスを披露する自分たちを思ってか、息を詰めて先輩たちの演技を

見つめる様子も、毎年恒例です。

そして、学年ダンス・体育祭全体の大トリを飾るのは、高校3年生による詩吟舞踊!

学年全員で大きな輪になり、6年間の集大成を披露すべく、思いっきり気合いを入れます。

和楽器の調べが響き始めた瞬間、フィールドと客席の空気は一変。

保護者席でひらめいていた扇子やうちわの動きがピタッと止まり、見守る教員たちの肩に

グッと力が入るこの瞬間、6年間という時間の重みを実感せずにいられません。

会場全体が息を殺して華麗な舞扇を見つめる数分間。

圧巻の退場ではじけるように巻き起こる拍手!

今年も6年生が素晴らしい演技で妻中の伝統を引き継いでくれました!

青組(ウンディーネ)の勝利で全てを終えようとする閉会式、体育祭実行委員から

6年生に、これまで6年間の体育祭ダイジェスト、というサプライズが!

歓声とともに魅入っていた6年生から申し合わせたように「ありがとう!」という

声が上がったとき、妻中の良き伝統が間違いなく受け継がれていることを感じ、

幸せな気持ちの中で平成28年度の体育祭は幕を閉じました。

来年もまた、どんな感動が味わえるか、今からもう楽しみです!

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