物の傷は直せても…(中1・いじめを考える授業)
「物の傷は、お金を払ったりすれば何とかなることだけれど、心についた傷は
お金では解決できない、というお話が心に残りました。」
「される側が“つらい”“苦しい”と感じたら、それはもういじめなんだ、ということが
みんなで話し合っていくうちによく分かってきました。」
「傍観者が変われば、事態が変わる、というお話を聴いて、小学生のときの
自分にこのお話を聴かせたい、と思いました。」
道徳の時間に弁護士の先生をお招きし、クラスごとに展開された「いじめを
考える授業」。集まった感想シートには、筆圧の強さからも伝わる、力のこもった
コメントが寄せられています。
いじめ、は特別なことじゃない。
でも、法律が制定されるほど、実際に裁判になるほど、すべての人が真剣に
向き合うべき大事なこと。
日々法の世界で活躍する弁護士のみなさんが、中学生の日常にありそうな
事例をもとに解説してくださる内容は、中学一年生の心に強く響いたようです。
友達の「つらい」「苦しい」「悲しい」を感じ取れる人になること。
目の前で起きている問題について、自ら声を上げられる、自ら行動を起こせる
人になること。
どんな大きな進化にも、まず最初に、ひとつひとつの小さな変化、ちょっとした
勇気がともなうものです。この授業を通して、妻中の、日本の、世界の未来に
花開く笑顔がまた、いくつもいくつも増えていくはず、と期待します。