妻中便り

Chiang Mai field work ⑨

いよいよチェンマイの名所でもある「3人の王様像」の前で演劇をする時間です!

今日は日曜日。

「3人の王様像」前の道路は歩行者天国になります。

屋台やお土産屋さんが立ち並び、道は地元の人々や観光客でいっぱいです。

夕方17時頃にYMCAを出発。

チェンマイ独特の乗り物「ソンテウ」に乗って移動。

ピックアップトラックの荷台を改造したこの乗り物、乗るとなんともいえないアジアの空気を感じられます。

 

緊張の面持ちで現地到着。慌ただしく準備開始です。

道路の真ん中で演技をするなんて、誰もが生まれて初めての経験に違いありません。

それでも緊張の中、全員が最後までやり抜きました!

屋外で、しかも公衆の面前で自己表現をするなんて、とても勇気のいることでしょう。

しかし、日タイのメンバーは、3日間のトレーニングと練習を経て、社会問題を演劇の

形で表現し、広くアピールすること、そして、自分の殻を打ち破り、さらに一歩前進することができました!

この達成感は、成し遂げた者だけにしか味わえないものです。

そして、超えてきたハードルの高さも、成し得た者だけに実感できるものでしょう。

一見、簡単そうに見えるものだって、実際にやれば難しいのですから、この劇を

やり遂げた充実感たるや相当なものに違いない、と断言できます。

これからの人生で誇れる、かけがえのない経験がまたひとつ加わりました。

 

そんな貴重な体験をともにし、3日間一緒に生活したサンパトン高校の生徒とも、

もうお別れの時間です。

最初こそ、お互いにうまく意思の疎通ができず、どこまで打ち解けられるかが心配な

双方の生徒たち。

3日間、言語・ジェスチャー・表情・・・さまざまな方法で工夫し合ってコミュニケーションを

とり、濃密な時間を過ごすなかで、お互いがかけがえのない友人に変わったことでしょう。

予定の時間を過ぎてまで別れを惜しみつつ、再会を約束しあっていました。

これからも海を越えてつながっていけるといいな、と願います。

ゴミ問題についての演劇です。

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