妻中便り

「デザイン」という仕事(Issue+design講演会)

中間テスト最終日。

必死で答案用紙に向かう妻中生の手には、思い思いに選んだのでしょうか、

それとも、誰かにプレゼントしてもらったものでしょうか、色もかたちも違う

文房具が握られています。

かわいいもの、使いやすいもの、シンプルなもの、デコラティブなもの…。

自分が使って嬉しいと思えるデザイン、誰かに喜んでもらえるデザイン、

気付けば私たちはいつも、デザインに囲まれているのです。

 

テストを終えた妻中生に語ってくださったのは、妻中のGlobalArts活動に

大きくご助力くださっている、博報堂Issue+designの筧さん。

今日話題になる「デザイン」は、身近な文房具や洋服ではなく、街や暮らし

そのものに関わる企画や構想のことです。

「成長を続ける前途有望な国」ではなくなってしまっている現代日本。

地方都市の人口は減少し続け、産業が衰退の一途をたどる場所も少なく

ありません。そうした地方都市に活気を与える「デザイン」とは…。

 

GLCやフロンティアチームが文化祭に向けて取り組んだ、「中野MAP」を

みなさんはご覧になったでしょうか?

村ぐるみ、街ぐるみでふるさとの魅力を見つけ直し、発信していくこと。

与えられたテキストを暗記するだけの学びでは得られない新しい発見があり、

工夫を重ねる中で生まれる思考があり、生み出す喜びがあります。

テストを終えたばかりの妻中生に今日の刺激はどう作用するでしょうか?

「デザイン」という言葉の新たな側面を意識できたなら、きっと今までと少し

違った未来がデザインされていくことでしょう。

 

震災ボランティアの「できます」ゼッケン・御嵩「あかでんランド」

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