妻中便り

小池知事をお迎えして(第4回大妻NORTH)

大妻コタカ先生はかつて「女性よ、匂やかであれ」と世の女性たちに呼びかけました。

つまり、「あなたがそこにいるだけで、周囲の空気がパッと明るく匂い立つような女性でいるように」

ということ。外見だけが美しく装えても、「匂やか」にはなれそうもありません。

しなやかに強い信念と豊かに優しい心。そして、希望を持って未来を見すえる目。

「匂やか」な女性こそが、未来の世界を明るい方へ引っ張っていく存在だと、コタカ先生は考えていらっしゃったのです。

 

年末の12月27日。大妻中野Cosmosアゴラは年の瀬の慌ただしさをよそに、匂やかな華やぎに満ちあふれました。

2016年最後の「大妻NORTH」(N=中野・O=大妻・R=嵐山・T=多摩・H=函館)、大妻5校の交流会が

開催されたのです。

しかも、スペシャルゲストとして、今もっとも「匂やか」な女性、小池百合子東京都知事をお迎えすることができました。

 

小池百合子知事をお招きしたのは、ただ、時の人だから、ということではありません。

議員連盟のリーダーとして、シリア難民に対しトルコでの学校建設を実現なさったご経験。

実際に現場で人を動かし、難しいことを成し遂げた方だからこそ、うかがいたいお話があるのです。

現在、大妻NORTHが協力し合って取り組んでいるのは、「途上国における女子教育のための学校建設」。

まさに最高のアドバイザーだと言えるでしょう。

クラウドファウンディングによる資金集め。言語が異なる地域での学習活動実践。どれもご自身で現地に何度も足を運び、

試行錯誤を重ねられたからこそ、現実味に満ちています。

大切なのは、すべてを解決する援助を「やりきる」ことではなく、まず現状を知ること。自ら心を動かし、行動に移すこと。

小池知事の力強いお言葉は、まさに「匂やかな」力をもって生徒たちの心に光をもたらしました。

パワーにあふれた小池知事の匂やかな空気に刺激され、NORTHの交流会も俄然活発化!

それぞれに準備してきたプランをプレゼンしあう表情にも力強さを感じます。

どこの国に、どんな学校を建てる?

実際に現地で関わってくれるNGOは?

お互い頑張って練り上げてきた具体的なプランだからこそ、熱がこもってあたりまえ!

午後に行われたディスカッションでも、白熱した意見が飛び交いました。

そもそも教育の場は何故必要なのか。女子校の建設、ということは可能なのか。

途上国に学校を、と考えただけでも、小池知事のおっしゃるとおり、実際に現地を知り、足を運ぶ必要性があると実感します。

今回、学校建設の場として挙がった候補はネパールとラオスでした。

次に大妻NORTHが集まるのは春休みです。今度はNGOのかたをお招きし、議事録にたっぷりと記された熱い思いを

現実に結びつけるため、検討する場を設けようと思います。

←5校の制服が揃うと、やはり華やかです!

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