妻中First!(高校生徒会役員選挙)
「中学の生徒会選挙に挑戦したときの結果は、落選、というものでした。」
壇上から凛とした声がこう語った瞬間、立候補者を見守っていた在校生たちのほほ笑みが
スッと消え、広いアリーナに緊張が走りました。
次年度の高校生徒会役員を決める選挙演説。
生徒会長に立候補した代表者は、背筋をしっかり伸ばし、真っ直ぐな目で、声に明るさを
含ませながら、スピーチを続けます。
「わたしが変わったのはそれからです。」
…悔しかった経験をバネに、いろいろな役職に挑戦し、たくさんの経験を得てきたこと。
その経験から数多くのことを学び、ますます生徒会への熱意を強くしたこと。
力強いスピーチは、一度引き締まったアリーナの空気に快い安堵感すら与え始めていまでぃた。
それから続く各候補のスピーチも、熱意が伝わる気概に満ちたものばかり。
どこかで聴いたような定型文など、どの口からもこぼれてきません。
「やりたいこと」「やってみたいこと」がある毎日。
言葉にするのは簡単ですが、実際にそういう毎日を過ごしている生徒たちの目が、どれほど
輝いているか、これを言葉で言い表すのは至難の業かもしれないな、と思います。
自分の毎日を、仲間の毎日を、もっともっと素敵に彩るため、壇上に立った生徒たち。
今日語られた夢がカタチになるのは新年度がスタートする4月から。
妻中を心から好きでいてくれる役員たちに、母校の輝ける未来を期待しながら、安心して
現生徒会のメンバーたちもタスキを託せることでしょう。
…今回の生徒会選挙から、タブレットによる電子投票がスタートしました。
国政よりも一歩早く、妻中の改革はこんなところでも始まっています。