妻中便り

4skills for Japan!(安河内哲也先生講演会)

ピアノを習いに行きました。

先生は楽譜を手渡し、四分音符や八分音符、フォルテやピアニシモの説明を

しつこくしつこく繰り返します。何かしゃべると叱られ、ひたすら楽譜の解説が

続きます。さて、ピアノは上手くなるでしょうか?

 

昭和(と、相当部分の平成)の英語教育を、テレビでお馴染みの安河内哲也先生は

こんなたとえ話を用いて笑い飛ばし、英語の期末試験を終えたばかりの妻中生たちを

グングン惹きつけます。

言葉は使ってみてこそ、失敗を経てこそ、身につくもの。

長調や短調がわからなくても、おっかなびっくり鍵盤を押してみればピアノは音を

奏でてくれるのですものね。続けていくつか鍵盤を押せば、でたらめでもメロディが

生まれます。そこまで来たなら、もっと上手にピアノを弾きたい!という無邪気な欲求が

芽生えて来るのは、間違いなく自然な流れ。

きっと、習い手はみずから楽譜を開き、学び始めるでしょう。

 

初めはなんとも心もとない、情けない発音だとしても。

大きな声で、失敗さえ楽しみながら、自信を持って、英語に親しむ。

 

The only way to do great work is to love what you do.

If you haven't found it yet,keep looking.Don't settle.

「学び方」の実践で取りあげられたスティーブ・ジョブズの言葉。

最初の一文があまりにも有名ですが、今日、妻中生の心に深く刺さったのは、たぶん

うしろの2文の方かな?会場の雰囲気から、そんな感じがしました。

なにか素敵なこと、、すごいことをしたい!という気持ちは、すべての妻中生が持って

いるはず。でも、何をすればいいのか、どうしたらいいのか分からない…。

 

安河内先生の楽しくてパワフルな講演と、ジョブズの印象的な名言。

おそるおそる触れてみた鍵盤が、いつか流れるような旋律を奏で始めるように、

今日ドキドキしながら発した英単語が、いずれ流暢なイントネーションで唇からあふれだす。

そんな日は、きっと遠くないに違いありません。

一覧へ戻る