妻中便り

À bientôt【コリブリ短期留学終了】

「わたしは、英語と、ドイツ語と、スペイン語が話せます。韓国語も少し話せます。」

ところどころ発音が頼りないながらも、難なく聴き取れる日本語のスピーチに妻中生たちが

驚くのは、フランスからの留学生がまだ発展途上だという日本語を上達させたから?

それだけでは、絶対にありません。

 

同じ制服を着てみれば、何も自分たちと変わるところのない彼女たちが、異文化に寄せる

関心の高さ。日本という国に対して彼女たちが抱いてくれているイメージの良さ。

世界に対峙する自身の姿勢を、思わず見つめ直したくなる気持ちが伝わってきます。

ただ感嘆して終わり、でなく、「わたしだって!」「もっともっと!」というエネルギッシュな

空気が学校全体にジワジワ広がる感じ。いろいろな導火線にポンポンと火がつき、徐々に

ポジティブの花火が開く予感。

交換留学生が学校に来てくれる、というのは、学校にとってすごく刺激的なことなのです。

 

思いがけず冷え込む秋になった今年。

恒例のコリブリ交換で訪れてくれた5人の留学生には、ずいぶん涼しく感じられたことでしょう。

5人の留学生を迎えた妻中のスクールバディたちは、気温の変化の含め、随所であらゆることに

気を配り、たくさん考え、さまざまなことを吸収したに違いありません。

きっと、次はフランスの地で自分たちが!と春に訪れるヨーロッパでの経験が、ますます楽しみな

ものに感じられていることうけあいです。

あっという間に訪れたお別れのパーティー。

たくさんのフランス語受講者が5人の留学生と別れを惜しみます。

 

もう少し寒くなったら、今度はオーストラリアから新たな仲間が訪れるはず。

たくさんの刺激に彩られ、ますます華やかに色づく大妻中野の校舎内は、冬がやってきても

きっとカラフルな体験に彩られ、冷え込むスキさえ与えないのでしょうね。

一覧へ戻る