妻中便り

ずっと幸せにすこやかに【けやき会同窓会】

立ち姿の美しさ、樹木としての上質さで広く愛されるケヤキの木。

華やかさばかりを誇示するのでなく、上品な質の良さが認められ、幸運、長寿、健康などの

「木言葉」を持つこの木が、大妻中野同窓会の名前だというのは、なんだか嬉しいものです。

 

年に1回開催される、けやき会同窓会。

今年度も様変わりした新校舎に驚きを隠せないみなさまがたくさん集まってくださいました。

学生時代は黒板を背に見上げていた懐かしい先生と同じテーブルに着き、思い出話に

花を咲かせます。

 

在校生も朝から「どんな先輩たちがいらっしゃるんだろう…」と気になっている模様。

お昼を過ぎたあたりから、カフェテリアの周辺には興味を隠せない表情で来校なさる先輩方を

眺める姿がチラホラ…。

校舎こそ様変わりしても、先輩方が培ってきた大妻中野の雰囲気はしっかりと在校生たちに

受け継がれています。変わらぬ学校の空気を伝えよう、と合唱部・ダンス部の在校生たちが

ステージで日頃の練習成果をご披露するひと幕も。

 

弾けるような笑顔やリズミカルな動きに思わず手拍子を打つ手が強くなったり、懐かしい校歌の

響きに、知らず知らず涙を流してしまったり…。

後輩たちの「おもてなし」に贈られたあたたかな拍手からも、卒業生のみなさまが母校に向けて

くださる思い入れの深さを感じずにはいられません。

 

天に向かって美しく、高くのびるケヤキの木。

みっしりと詰まった木目に絆の強さを思うこの木のように、大妻中野で出会う人と人とが強く

深い関係を続けてゆけるよう、願いたいと思います。

 

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