きっかけは、フランス語(ブルキナ・ファソ大使館訪問)
今年の冬は冷え込みはじめるのが早く、11月の終わりですでにマフラーを巻いて登校
する妻中生も少なくありませんでした。
寒くなると、本やノートを使う手の乾燥が気になります。
市販されるハンドクリームの成分として知られるシアバター。
この成分が得られるアカテツ科シアバターノキが自生するのは、アフリカの中でもほんの
一部の地帯です。シアベルトと呼ばれる帯状の地帯に位置する国、ブルキナ・ファソ。
1960年にフランスから独立したこの国の公用語は、フランス語。
フランス語を長年履修科目として学んできた大妻中野では、グローバル活動のひとつとして、
ブルキナ・ファソとのつながりも強めています。
現地の女性たちが経済的な安定を得るために、大切に育て、収穫しているのがシアです。
主に食用とされてきたシアの実を、美容や医薬の方面でも活用してみよう!
そんなアイデアが、働き者で名高いブルキナ・ファソの女性たちを経済的に自立させることに
つながっているのです。
アフリカの女性たちはどのように自国が抱える課題と向き合い、解決しようとしているか。
世界のことを考えるとき、避けては通れないアフリカの問題について学ぶため、11月29日、
フランス語を履修している妻中の高校生たちが、ブルキナ・ファソ大使館を訪問しました。
これまでにも大妻中野で何度か講演会や交流の機会をもってくださったブルキナ・ファソ
大使館のみなさまがた。今回の訪問でも、アフリカ各国が有する課題やy女性の自立問題
など、たくさんのレクチャーを受けることができました。
フランス語を受講しよう、と決めたとき、ブルキナ・ファソのことまで思いが及んだ妻中生は
おそらくいなかったことでしょう。
でも、フランス語がきっかけで得られるフランス以外の知識があり、交流出来る人々があり、
新しい自分に出会えるチャンスがある。それが、「きっかけ」のもつ素晴らしさだと思います。
きっかけはフランス語。でも、今日与えられたチャンスが、妻中生たちに新しい世界を開いて
くれたことは、間違いありません。ここから、どんな物語が始まるでしょうか?楽しみですね。
Burkina_Fasso_National_Day←こちらもご参照ください