妻中便り

フランスへ行きたしと思へば!(仏語特別授業)

留学してみたい!と考える妻中生のほとんどが思い浮かべる留学先、といえば、

姉妹校・提携校のあるオーストラリア、ニュージーランド、アメリカがまず挙げられます。

次いで、イギリス、カナダ…やはりあがってくるのは英語圏。

「英語圏に留学するより、グンと負担の少ない留学先があるよ!」という情報を聞けば、

選択肢は変わるでしょうか?

 

「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し

せめては新しき背広をきて きままなる旅にいでてみん。」

 

今から105年前、1ヶ月に及ぶ船旅を経なければたどり着けないフランスを思い、こんな

詩を残した萩原朔太郎。100年後、空の旅ならわずか12時間ちょっとでフランスの地を

訪れることが出来るなんて、想像も出来なかったことでしょう。

 

留学生の受け入れに熱心なフランスでは、英語圏で学生生活を送るのと比較すると、

ずっと費用の負担が少なく、しかも多種多様なプランを選んで充実した学びを得られる

システムが出来上がっているそうです。

フランス語授業の特別編として、現地からゲストをお招きし、行われた2/15の特別授業。

サンドニ・インターナショナルスクールから副校長先生がお越しになり、リセの学習や

多彩な学びのプランについて説明なさると、「留学」という切り口ではフランスをとらえて

いなかった生徒たちも、思わず関心を持ってしまいます。

 

先日開催された「SGHフォーラム」にもゲストとしてご参加くださった、元フランス政府

留学局日本支局長、ファビアン・ルディエ氏も、改めてフランス語を学ぶメリットを詳しく

語ってくださいました。英語だけを軸とした語学力より、フランス語という軸をもうひとつ

持っていることで、世界に描ける弧がずっと広く、ずっとダイナミックになること。

Artsの本場で学ぶことは、より深い教養や発想力を自分にもたらしてくれること。

実際にテクノロジーの分野で、デザイン性と技術力とが合わさったMade in Franceの

製品が高い評価を得て、めざましく発展し続けていること。

 

日本独自に磨かれたデザイン性、ジャポニズムに今、熱い視線が注がれています。

「Japonismes2018」と銘打って2018年7月から2019年2月まで、フランス各地で

日本の生活文化や芸術を紹介する試みがスタートする予定!

もし、この時期にフランス留学をすることが出来たら、「ジャポネ」として誇らしい

気持ちで街を闊歩することが出来るかもしれませんね!

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