未来のために、一歩(MOTHERHOUSE講演会)
画一的な工業規格製品を量産できるようになれば、理想の豊かさは手に入るでしょうか?
ネパールの地には質の高いカシミアやシルクが、バングラデシュには技術革新の著しい
レザー素材やジュートが、それぞれの土地には、そこに合った素晴らしい素材が生活と
ともにいきづいています。
「もっと、出来るんじゃないかな?」「こうなったら素敵だな」MOTHERHOUSEのみなさんが
口にする言葉は、あくまで未来を見すえてポジティブです。
土曜日の3・4時間目。体育祭明け、どんよりとした梅雨空でも前のめりになってお話を
聴く生徒たち。高校1~3年のGLC生徒全員が集うなか、真っ白なシャツとすがすがしい
笑顔が眩しいMOTHERHOUSE田村さんが、やわらかい口調で視野をグイグイ広げて
くださいます。
まず働く人が「いいモノをつくろう」と思える環境づくり。第2の家だと思ってもらえるような
職場で働くなら、きっと、いつまでも使い続けたい、と感じられる素敵な品物が生み出せるはず。
ひとつひとつ丁寧につくられた小さな品物には、未来を信じられる大きな喜びが潜みます。
聴き入る生徒たちの手元には、ビッシリと記された大量のメモ!
出会いは偶然だとしても、その出会いが引き起こす心の成長は必然的だから不思議です。
今日のこの出会いが、いつか、確実に新しいアクションを生み、世界を変えることでしょう!