心は白い翼を広げて(芸能鑑賞)
舞台芸術を間近で味わったとき、多感な心には何が、どんな風に響くのでしょうか?
自分もいつか、スポットライトの下に!という憧れが生まれるのか、
それとも、演出や脚本で世界を創りたい!といった創造性を刺激されるのか、
もしくは、多くを受けとめ、論じることで芸術を護り残す情熱を広めるのか・・・
出会わなければ生まれない感情があります。
きっかけはどこに潜んでいるのか、誰にも分かりません。
年に1回学校の友だちと鑑賞する舞台芸能。
今年はバレエ『白鳥の湖』です。
生徒たちに新たなきっかけを与えてくれるのは、優雅に舞うバレリーナでしょうか。
会場を包み込む、バレエ音楽の旋律でしょうか、その演奏そのものでしょうか。
照明かもしれません、衣装かもしれません、ストーリーの構造かもしれません。
観測史上最も早い梅雨明けを迎えた6月29日。
東京文化会館で観た『白鳥の湖」は、一体どんな光を、未来へのきっかけを
生徒たちにもたらしたでしょう。受けとめた感動が、新たなエネルギーを生み、
素敵なことが、いつか始まる。そんな未来が楽しみです。