妻中便り

From New Zealand-ニュージーランド研修報告#8

本日は特に両校とのアポがなかったので、Sacred Heart Girls High Schoolの様子を朝だけ見に行きました。週末明け初めて会った生徒も何人かいたのですが、特に問題なし。数名のホームシック以外は体調不良もさほどないようで安心しました。ホームシックを治す薬はどこにもないので辛抱するしかありません。

 

朝、8:40にオフィスで6人が集まって写真を撮りました。そこで歌の練習をします。うちの6名と同じ都内のターム留学の生徒、中国の生徒、台湾の生徒に対して歓迎の気持ちを込めた朝礼をしてくださることなのです。60名くらい一堂に会して、留学生に対してウェルカムソングを歌ってくれました。私たちはそのお礼にオフィスで練習した短い歌を歌いました。大妻中野の生徒の歌はさすが天下一品です。しっかり声を出していました。朝礼はさすが宗教学校だけあって神聖な様子が伝わってきました。

 

 

 今日はホストとの生活の一部を紹介いたします。ご厚意で一緒にどうと言われたところには、生徒にとってはおじゃまかもしれませんが、どこにでも便乗します。まずはバレーボールです。ニュープリマスでは日本人が多いわけではないのかもしれませんが、日本人のコミュニティがあって絆か固いそうです。日本の本が置いてある図書館が週に何回か開催されたり、バレーボールでつながっている日本人チームもあります。今回たまたまバレー部の生徒が3名、そのチームに参加しているご家庭が何件かあってホストとしてつながりました。日曜の夜は体育館で試合があって応援に行きました。とても楽しそうで、さすが3年間バレーをやっていただけあって大人に引けを取らない実力を発揮していました。日本に帰れば、部活で毎日できるのに私たちがNZにいる間にもう一度バレーをするチャンスがほしいと英語で懇願しているほどです。こういうときにはどんどん発話するのですね。すばらしい交渉力!おそらく金曜日、最終日にやることになりそうです。

 

 

昨日はホストの中で、最高齢のホスト宅におじゃましました。夕飯をあなたの分まで作るから食べに来なさいと先週から言われていました。夕飯は伝統的なニュージーランドのお料理だそうですが、ソースもデザートも何もかも手作り、野菜は庭でとれたてのものを出してくれました。何から何まで美味しくて心が洗われるようでした。

70代後半の優しいご夫婦なのですが、お子さんを4人育てあげ、お孫さんを11人代わる代わる連れてくるそうなんです。そんな最中、この15年間ずっと留学生を受け入れてきたとおっしゃっていました。何人受け入れたかはわからない。とにかく人が来ると楽しいからね。多いときは1度に2~3名になることも。ほかのホストと何かトラブルになるといつもうちに来るのよ。そう。本当にお優しくて料理もおいしくて、おうちも素敵で、映画の中にいるようでした。

 

 

裕福なお宅かといったらそうでもないんです。さびれた家を(現在の家)見つけて、そこにペンキを塗って、屋根付きのバルコニーを手作りして、庭を造って、今現在の素敵な家に仕立て上げました。椅子でも野菜でもご夫婦で力を合わせてなんでも作り、そこに人を呼び、幸せを共有するとういう生き方です。なんて素敵な人生なのでしょう。私もそこでいっぱい幸せをもらいました。ここでの数時間を一生忘れることはないでしょう。

 

 

 

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