入学案内

海外帰国生のページ

 

大妻中野中高英語教育・帰国生教育アドバイザーによるサポート体制

本校の帰国生教育は、10年以上にわたる帰国生教育の積み重ねがあり、

全校生徒の1割にあたる帰国生一人ひとりの、海外での生活体験・学習履歴を生かした教育を実践しています。

2011年度からは、日本の帰国生英語教育の第一人者である、大妻女子大学・大学院教授 服部孝彦教授が

英語教育および帰国生教育アドバイザーとしてサポートをしています。

 

2015年度 海外帰国生入試日程

 日程、出願資格など、詳細はこちらをご覧ください。 

 帰国生Q&Aはこちらをご覧ください。

海外帰国生入試説明会

 説明会日程は、こちらをご覧ください。USTREAM(大妻中野チャンネル)で生中継します。 

 説明会で使用する資料を一部を公開します。 

JOBA大妻中野紹介サイト

海外帰国生教育で有名な「JOBA」で大妻中野が紹介されました。 →JOBAのサイトを開く(別ウインドウで開きます)

転入・編入

 大妻中野では海外から帰国編入することが可能です。

 年度途中でも編入できるように、1年に3回(7月、12月、3月)編入試験を実施しています。試験の時期はご相談に応じます。

 詳しくは、転入・編入のページをご覧ください。

帰国生教育

 今後のキャリアにも生かせるよう、少人数クラスを実施し、スムーズで無理のない授業を展開しています。

 大妻中野では2002年度から帰国子女の受入体制を整えています。多様なバックボーンで培われた帰国子女の生徒それぞれの貴重な体験を今後のキャリアに存分に生 かせるよう、十分な人間教育と教科教育を行います。中1・中2の英語の授業は帰国子女だけの少人数クラスで無駄なくレベルを高め、中3・高1では選択制の SEC(スーパーイングリッシュクラス)で発展的に学ぶこともできます。また、数学についても帰国子女だけの少人数クラスで基礎から復習し、日本の進度との調整を図ります。

 帰国生が海外で身につけた英語力は大きな財産です。応用言語学の一研究分野として確立してきました第二言語喪失の研究成果の中で、特に帰国生に対して英語保持を成功させるためには、効果的なアプローチがあります。

 英語の4技能には「聞く力」「話す力」「読む力」「書く力」がありますが、これらの力を同時に失うわけではありません。保持しやすいのは受動的技能である「聞く力」と「読む力」です。「読む力」はとくに重要で、日本にいながら大量の良い英語のインプットを与えるには、英語の本を多く読むことが効果的です。

 帰国生の英語喪失に共通しているのは流暢さがなくなり、それと同時に語彙を忘れてしまうことです。しかし文の語順などの知識である統語的な力や、ネイティブスピーカーのようなきれいな発音はそれほど急速には衰えません。忘れてしまった力にではなく、まだ保持できている力に注目した指導も大切です。 

 帰国生の語彙力は急速に衰えますが、これを放置してはいけません。第二言語における語彙喪失の研究では、子どもは英語の語彙をきれいさっぱりと忘却してしまったわけではないことがわかっています。一度覚えた語彙を思い出すには手助けが必要です。英語の本を読むことによって、忘れた語彙を文脈の手助けによって思い出すことも可能です。英語に大量に触れることにより語彙力の衰えもある程度までは防げるのです。

 本校、大妻中野ではこうした専門的な研究の成果を十分に踏まえた効果的な指導を取り入れて学習を進めていきます。また、保護者の効果的な関わり方などについてもアドバイスを行い、成果をあげています。

言語学博士 服部 孝彦

服部 孝彦(はっとり たかひこ)大妻女子大学・同大学院教授、早稲田大学講師。

服部 孝彦(はっとり たかひこ)

大妻女子大学・同大学院教授、早稲田大学講師。

言語学博士(Ph.D.)。米国ケンタッキー州立ミュレー大学(MSU)大学院客員教授等を経て現職。海外子女教育振興財団外国語保持教室アドバイザー、ルーツ・インターナショナル英語保持教室カリキュラム・スーパーバイザー、国連英検統括監修官兼外国人面接官指導研修スーパーバイザー、元NHK英語教育番組講師。主な著書に文部科学省検定中学英語教科書『ニューホライズン』(共著、東京書籍)他、著書89 冊、学会発表論文111 編、学術誌発表論文102 編。自らも初等・中等・高等教育を日米両国で受けた帰国子女で、帰国子女を育てた父親でもある。日本に本拠地を置く現在でも日米間を一年に何往復もしながら、米国の国際学会等での研究発表及び講演活動を精力的にこなす。

帰国生教育の特徴

①海外での多様な生活体験・学習履歴から得た特性を引き出し、その個性、能力を生かした人生設計ができるようにサポートします。

②入学前に取得した英語力をさらに伸ばす教育環境、教育課程を提供します。

③中学1・2年次は帰国生を1クラスにして、お互いの経験を共有し、さらに磨き合うことができるようにします。

(一般生の一部もそのクラスに入ります)

④帰国生の保護者同士のつながりを大切にして、お互いの協力による教育効果の向上を目指していきます。

⑤カナダ体験学習、オーストラリア短期留学などの海外研修プログラムで、帰国生の英語力のさらなる伸長を図ります。

 

中学段階での具体的取り組み

①英語を伸ばす(中学1・2年次)

●英語は週6単位時間。すべて帰国生のみの授業で、週4単位時間をネイティブ教員が担当、週2単位時間を日本人教員が担当し、連携して授業を進めます。

●PreSEC講座(希望制)として、平常の授業のほかに週2時間、特別講座(ネイティブ教員担当)を実施しています。

②数学と国語のケア(中学1・2年次)

●数学:帰国生のみの少人数授業で、代数と幾何に分けて基礎から指導します。

●国語:帰国生と一般生相互の学び合いを重視し、一緒に授業を行います。国語の苦手な生徒への個別指導も行っています。

③英語ハイレベルクラス(中学3年次)

●中学3年次から英語ハイレベルクラスが設置され、中学1・2年次での帰国生クラスとの継続性を図り、一般生も含めた希望者から選抜されたクラスになります。

●高いレベルの英語授業を行い、英語力を生かした進路指導を行います。

帰国生の主な合格大学

 

2015年度 帰国小学生英語講座

 

 海外生活で身につけた英語力をキープするための楽しい英語教室。本校のネイティブ教員と、ゲームや歌で楽しく勉強します。

 2015年度の帰国小学生英語講座は、以下の要項で開催します。

 

  • 対象:海外帰国生(女子のみ)及び国内インターなどに通う小学5、6年生(なお、4年生以下の参加もできますのでご相談下さい)
  • 期間:2015年4月18日(土)~ 11月21日(土)【7月25日~8月29日は夏休みになります】
  • 年間のスケジュールはレッスンの中でお渡しします。年度途中からの参加も歓迎します。
  • 日時:毎週土曜日10:45-12:35
  • 場所:大妻中野中学校・高等学校 1号館3階英語室
  • 費用:無料(教材費は実費をいただきます)
  • 内容
    ・英語力の保持に有効な「読む、書く」ことをバランスよく取り入れてレッスンを行います。
    ・ゲームなども取り入れ、体を動かすアクティビティを通して、楽しく勉強します。
    ・大妻中野のネイティブの先生と世界各地で勉強してきた帰国生のお友達とともに勉強します。
  • 申込:下記の申込書をダウンロードして、必要事項を記入の上郵送、またはメールにてご連絡ください。
※PDFファイルをご覧になるには、AdobeReaderが必要です。

Willie Vickers

講師:本校ネイティブ講師 Willie Vickers

アメリカ・オクラホマ州出身。

アメリカで社会、歴史、経済学などの教員免許取得。 アメリカの公立学校で社会、歴史などを教える。 その後、日本の中学・高校で英語教育に携わる。 昨年度より、本校の帰国生、中学・高校生の英語指導を行う。 Writing などの指導経験も豊富。丁寧で熱意溢れる親切な指導がモットー。

【Teacher's Message】

Welcome to Otsuma Nakano! My name is Willie Vickers. I really love teaching and having lots of fun. So, let's enjoy English together.

 

 

帰国生Q&A

Q:帰国生に対する入学後のクラス配置・授業体制はどのような形ですか。

A:

・全在籍生徒の約1割が帰国生です。中学1~2年次、帰国生は同じクラスに在籍します。

・例年20~30名の帰国生と一般生の混合クラス(合計約38名)という構成になります。

このクラスは毎年、積極的で明るく楽しい雰囲気が生まれています。

・現地校出身者、インターナショナルスクール出身者、日本人学校出身者が混合在籍しています。

・中学3年進級次に「英語ハイレベルクラス」が設置され、帰国生はこのクラスに進級する例が多いです。

・カリキュラムは一般クラスと同じですが、帰国生の長所を生かし、不安を取り除くように、授業で様々な工夫を行っています。

・「英語」と「数学」は、取り出し授業を行っています。日本人学校出身者は、国内一般入学生と一緒に英語の授業をスタートします。

数学は、帰国生全員が同じ授業を受けますが、国内一般入学生と同じ授業進度でも問題ないと判断した場合、

学期途中からでもそちらの授業に移動します。

・「国語」は希望者、指名者に放課後講習を設けています。

・卒業生チューター(帰国生卒業生もいます)が毎日自習室に待機。気軽に質問ができる環境が整備されています。

 

Q:帰国生に対する英語の授業はどのような形で行われていますか。また、使用教材は何ですか。

A:

・帰国生の中で、英語力の高い生徒(英語圏現地校出身者やインターナショナル校出身者)の取り出し授業では、

週6コマのうち4コマをネイティブ・スピーカーが担当し、オールイングリッシュレッスンを行っています。

・教材は「ニュートレジャー」を教科書として採用。本校外国語科が作成するオリジナル教材と電子黒板を利用した授業が実践されています。

 

Q:帰国生に対してどのような補習授業を行っていますか。

A:

・中学1~2年生の希望者指名者対象に「国語力」を伸ばすための放課後補習を行っています。

・1学期成績が芳しくなかった生徒対象に、夏期講習時に指名補習を実施しています。

・希望生徒対象に、長期休業中、平常(放課後や早朝)講習が展開されています。

・その他にも随時必要な場合、補習が実施されます。

(これらの補習講習はすべて無料です)

 

Q:入学した帰国生を指導する上でもっとも気をつけていることは何ですか。

A:

・中学1~2年次は,学校全体で、「帰国生が持つ長所を伸ばし不安を解消する」ことを意識して教育活動を行っています。

・帰国生は、次のような不安を抱えていることが多いです。

「授業が理解できても試験の得点に結びつかないことが多い」

「社会や理科の授業、漢字力においてハンデを感じながら授業を受けている」

これらのことを全教員が共通理解している点が本校の強みです。

・本校の特徴は、「どのようなタイプの生徒にも居場所がある」環境とそのような雰囲気を作り出す生徒の意識です。

帰国生が海外生活経験から得た豊かな感性を、遠慮することなく積極的に発揮できる環境が本校にはあります。

 

Q:帰国生の進学実績を教えてください。

A:

2013年度卒業生(帰国生24名)の主な合格実績は下記の通りです。

東京外国語大学 5名、慶應義塾大学 1名、早稲田大学 3名、上智大学 3名、

明治大学 2名、青山学院大学 8名、立教大学 5名、中央大学 2名、法政大学 10名、

津田塾大学 3名、東京女子大学 6名、日本女子大学 4名

 

過去12年間の大学進学結果を見ると、ほとんどの帰国生が下記の大学に進学しています。

国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、

立教大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、学習院大学、

明治学院大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学、

聖路加看護大学、北里大学、日本赤十字看護大学、順天堂大学、杏林大学など。

 

Q:帰国生が入学前にしっかり認識しておいてほしいことは何ですか。

A:

海外での経験は宝物です。

この経験を本校の6年間で熟成させて、日本に住むことのアイデンティティを再認識し、

将来、真の国際人として活躍できる女性になってほしいと思っています。

本校はそのための応援に力を惜しみません。

 

Q:帰国生に望む「海外で学んできてほしいこと」は何ですか。

A:

海外での経験は、あらゆることが貴女にとっての宝物になります。

海外で、現地の皆さんとお話をする機会を多く設けて、様々な海外文化に触れてほしいと期待しています。

 

Q:帰国生やその家族のサポート体制はありますか。

A:

・帰国生の保護者の皆様が、日本での生活に「大きな希望」とともに「大きな不安」をお持ちであることを、

過去12年間、帰国生教育に携わっていく中で皆様に教えていただいてきました。

そういった不安を少しでも解消できればと考え、本校では「6学年全体の帰国生保護者会」(縦の保護者会)を年に数回開催しています。

学校サイドからの説明だけでなく、同じような体験をお持ちの先輩保護者の皆様と直接お話をする会は、大変好評です。

・本校英語教育アドバイザー:服部孝彦教授を紹介します。

「英語力の保持」「英語力の伸張」。これは英語圏からの帰国生だけでなく、全校生徒にとって不可欠な重要な教育活動です。

ご自身が帰国子女でもある先生の研究テーマはまさに「帰国生の英語力保持」。

本校の外国語科は、服部教授のアドバイスのもと、教育活動を行っています。

 

Q:これまで受け入れてきた帰国生を見て、帰国生のもっともすばらしいと思われる点はどのような点ですか。

A:

海外経験が「かけがえのない宝物」であることを、6年間の成長の中で徐々に具体的に気がつき、その貴重な経験を土台にして

飛躍していこうとする力の大きさを感じます。

 

Q:転勤などで海外の学校へ転学となった場合の対応はありますか。

A:

・入学後、再び転勤などで海外の学校への転学となった場合、帰国時には是非本校にお戻り下さいという姿勢で対応しています。

(高校2年まで可)

※転学後、中学生で再帰国の場合:面接のみで再入学

 高校時に再帰国の場合:英数国面の試験で再入学(過去不許可の例はなし)

※転学中の授業料は発生しません。

※詳しくは、転入・編入のページをご覧ください。

 

Q:帰国生入試の受験準備についてアドバイスはありますか。

A:

過去問題集をぜひみてください。

・苦手な科目は、まず、基本問題をミスなく確実に得点できるようにしましょう。

・「帰国生対象学校説明会」

■第1回:2015年7月18日(土)14時~

■第2回:2015年9月12日(土)14時~

■第3回:2015年10月31日(土)10時15分~

で、入試問題に関する説明を行います。

この説明会の様子はUSTREAMでも生中継予定です。

・面接は、受験生と保護者1名で行います。

海外での経験や帰国後の学校生活への期待、将来の希望などをお聞きします。

英語受験の場合、本人に英語での質問もいたします。

 

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