妻中便り

NZ 2 Weeks program 11日目

今朝はNPGHSの寮、Scotland Hostelで寮の生徒たちの様子を見てきました。週末を経て少し日本が恋しくなった生徒もいれば、「帰るの嫌だー、もっと居たい」という生徒もいました。このプログラムがいいのは2週間という短い時間で留学するとどんな感じかちょっと垣間見られるところでしょう。帰りたくないほど気にいったら、ぜひタームや一年留学にチャレンジしてもらいたいですね。

その後にInglewood High School の歓迎会にお邪魔してきました。
ここは今回参加させて頂いている学校の中で唯一の共学の学校です。海外の学校を経験するいいチャンスでもあるし、共学校を経験するいいチャンスでもあります。
ここには4人がお世話になっています。
ここでもMaraeというマオリの集会所でPowhiriという歓迎会が行われました。
儀式の初めには女性の迎え入れる人がMaraeの前でマオリの歌を歌い、それが合図で迎えられる人たちは入場します。
今回も妻中の生徒以外に中国からの留学生、韓国からの留学生、日本の他の高校からの留学生が参加しました。
男の人の参加者が居る場合、両側が男性で真ん中の女性を守る形で並んで入場するそうです。これは他の女子高では見られない形式ですね。
入場するとHongiという鼻とおでこを合わせる挨拶をして、歌と踊りの中で迎え入れられます。
教室の中はマオリ語の言葉や文法がいっぱい書いてあります。
儀式の後は今回もKaiという食べものをふるまわれます。
お茶やジュースやチョコレートなどをみんなで頂いてお話していました。
マオリ語は一時期完全に排除されたそうなのですが60年代、70年代に見直され国を上げて教育するようになったそうです。実際家庭でマオリ語を使う人ももちろんいるそうですがかなり少数でまだこの教育は成功しているわけではないそうです。
興味深いのは、英語の中にもマオリ語の単語が混ぜて使われるのがニュージーランドらしい使われ方なんだそうです。お腹がすいた子供が何か食べるもの頂戴、と頼むときに"I want Kai"のようにマオリ語も普通に使うそうです。
学校の中の様々な掲示物にもマオリ語と英語が併記されています。
学校の校訓もマオリ語でした。
さて2時間目、ここから生徒たちはバディと同じ授業に入っていきます。
この学校は全校生徒400人ほどの学校だそうで、先生と生徒の関係もカジュアルなようです。
授業は20人以下の教室が多いようです。
今日は数学の授業と科学の授業に入っていきました。生徒たちはカジュアルとはいえ勉強にたいする姿勢は真面目そうです。
各教室の外には教室番号がマオリ語でも書かれていました。
いくつかある校舎にそれぞれの教科ごとの教室があり、生徒がそこに移動して授業を受けるスタイルです。
今日から木曜日まで生徒たちは3校でそれぞれ授業をうけることになります。
夕方は少しSacred Heart Girls College にお迎え風景を見に行ってきます。 何人か生徒たちに会えるでしょう。
授業などの様子など聞いてきたいと思います。
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