妻中便り

オーストラリアSACCセミナー⑧

8月5日(月)、週末は2日間とも雨が降ったり止んだりの肌寒い気候でしたが、本日は太陽の光が差し込む良いお天気となりました。週末の寒さで体調を崩してしまう子がいないか心配でしたが、今朝もいつも通りホストファミリーと一緒に13名全員が元気に登校してきました。ホッと一安心です。週末は、ショッピングへ行った人、動物園に行った人、BBQをした人など、それぞれの週末を過ごせたようです。先週金曜日の夜にSACCで行われたパジャマ・パーティに妻中生も数名参加していて、パジャマ姿で様々なゲームを楽しんだとのことでした。日本ではなかなかできない経験ですね。

SACCセミナーの日程も残り半分となりました。今日の7、8限はMs. StephenによるIndigenous Craft(先住民の工芸品)の特別授業です。Mrs. StephenはSACCではsocial workerとして主にアボリジニの生徒たちのサポートをしています。SACCは現在約1900名の生徒がいますが、内60名程がアボリジニの生徒とのこと。現在のオーストラリアでは100%純粋なアボリジニは稀で、ハーフ、クォーターなど様々な人種の混血の方が多くMrs. Stephenもその一人です。先週Tjapukai(アボリジニ博物館)に連れて行ってくれたのもMrs. Stephenで、今回のSACCセミナーではとてもお世話になっています。

Indigenous Craftの授業では、二人のアボリジニ生徒も一緒に参加してくれました。Year7(中1)のリヨンセとYear8(中2)のタオです。二人はそれぞれ別の部族出身で、親元から遠く離れ、奨学金をもらいながら学校の寮で生活をしています。年に数回しか自分の村に帰ることができないので寂しいと言っていましたが、Mrs. Stephenが彼女たちの親代わりとなって学校生活をサポートしています。オーストラリアでは多文化共生の取り組みが教育の場でも盛んに行われています。

Indigenous Craftの授業では、アボリジニ アートの見本をみながら、紙のブーメランに自由に色付けしたり、模様をスクラッチしたりする体験をしました。ブーメランづくりに無我夢中。アボリジニ アートは鮮やかな色合いが特徴ですが、そのことをよく理解しつつ、日本的なアレンジも加えて素敵な作品が出来上がりました。

明日は1限から8限まで通常授業を受けます。SACCセミナーも残り半分の日程となりました。一日一日を大切に過ごしていきましょう。Keep speaking English as much as you can!

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