イギリスセミナー2日目縲恍n図は生命線?
バタバタと向かえたホームステイ初日の一夜が開け、今日は初登校日です。BISSのプログラムが行われるDorothy Stringer Highschoolは、まるで牧場のような芝生が広がる緑豊かな学校です。
8:30頃からホストファミリーに連れられて、参加者のみんなが登校してきました。数時間ぶりに妻中の仲間に再会して、ホッとした表情をしていました。不慣れな環境で緊張しっぱなしだった皆さんにとって、この数時間は相当長く感じたのでしょうね。昨日の長時間の旅であまりに疲れたので、時差ぼけどころではなくしっかりと睡眠時間は確保できたようで、ひとまず安心。
集合時間の9:00には全員がそろい、さっそくクラス分けテストが行われました。その後、本日の最大のテーマ「学校からホストファミリー宅までの帰り方」講座です。ブライトンの市内地図、路線図が渡され、学校の位置、ホストファミリー宅の位置を確認し、そのためにどこのBus Stopで何番バスに乗ればいいのか、その後どの道を進んだらよいのかを、先生方の助けを借りながら自分で確認しました。ブライトンのバス路線は、東京メトロの数倍も複雑で、乗り継ぎもあります。今日からは、自力で学校とホームステイ先を往復しなければならないので、右も左もわからない皆にとって、事は深刻なはずなのですが...生徒たちはまだ余裕の表情です。
昼食は、各自ステイ先で用意してもらったランチボックスなどを頂きました。イギリスの典型的なランチボックスの中身は、チーズやハムが挟まったサンドイッチ、フルーツ(丸ごとリンゴなど)、スナック菓子またはチョコレート菓子、ドリンクの四点セットです。味気ないランチを食べながら、いつも母親がつくってくれる愛情たっぷりのお弁当がいかに有難いかを実感しているようでした。
昼食後は、同じく団体でBISSプログラムに参加しているカタール人留学生たちと一緒に写真を撮ったり、鬼ごっこをしたり、語らったり、随分と仲良くなりました。カタール人留学生は日本に対し並々ならぬ興味があります。というのは、日本のアニメがカタールで大ブームだからなのです。
午後はブライトン最大の観光スポット、Brighton Pierへ。海岸沿い通りから500mも海に突き出した桟橋で、お土産や、レストラン、パブ、遊園地などが両側を埋め、周囲はエメラルド色の海に囲まれています。海岸では、泳いでいる人がほとんどいない代わりに、多くの観光客がサングラスをかけながら白い岩浜で日光浴を楽しんでいました。リゾートの気品ただよう海岸の雰囲気に、みんなもご機嫌。
さて、問題はここからです。これから自力でホームステイ先に帰らねばなりません。町一番のバスターミナル駅であるChurchill Squareで現地解散です。みんな必死に地図を開き、目を皿のようにして場所を再度確認していました。頼れるのは地図のみ!何よりの必需品です。果敢に帰路へ向かう皆の姿を、目を細めて見守っていいました。
さて結果はいかに?次回をお楽しみに。
(引率教員 大西)