大妻中野からのお知らせ

イギリスセミナー4日目縲怩ッっこう楽しいかも!?

8月1日(水) 飛行機雲が鮮やかな晴天

イギリスセミナー4日目、徐々に生徒の表情が明るくなってきました。毎朝一人づつ、ステイ先の様子と本人の悩みを聞くようにしているのですが、軽やかな返事が多くなってきましたね。生徒本人もホストファミリーも、ようやく適当な双方の距離感が分かってきたようで、「昨日はホストファミリーと長く話ができた!」「一緒にスーパーで買い物をした!」と自慢気に話す生徒も何人かいました。ステイ初日に比べたら、大きな大きな進歩です。

授業での態度も、当初と比べ変化が表れてきました。まずは、先生からの質問に対し「YES/NO」などの意思表示をはっきりと大きな声ですることができるようになったことです。一見当たり前の事のように思われますが、二日目のオリエンテーションでは、ほとんどの生徒ができなかったことなのです。何度も先生から「じっと見つめるだけでなく、きちんと言葉で返事をしなさい」と注意されていました。

以心伝心を重んじる私たち日本人にとって、言葉は表面上のものであり、その奥にある本心を「推し量る」ことを重要視するあまり、普段私たちは口から発する「言葉」に対してあまり責任を持っていないように感じます。また、「言葉」そのものを軽視しているとも言えるでしょう。しかし、様々な人種が混在するイギリスでは、それぞれの価値観や捉え方が全く違うので、本心を「言葉」にしないと相手に伝わらないし、相手は「言葉」どおり理解しようとします。「言葉」を発した以上、その「言葉」に偽りがあれば、他人だけではなく自分自身にも迷惑をかけてしまうのです。分かっていないのに「分かった」といったり、大丈夫じゃないのに「大丈夫」といってしまえば、だれも自分を助けてくれなくなるという事を、今回のホームステイで痛烈に実感したのだと思います。

また、授業中に説明を求められたとき(例えば、おせち料理の説明など)、以前なら「できない」とあきらめ黙ってしまっていたのですが、今は分かる単語をつなげながら、身振り手振り、時には黒板で絵を書きながら「伝えよう」と努力するようになったのも頼もしい変化です。言いたいことがなんとか相手に伝わったときの、みんなの表情は本当に嬉しそう。コミュニケーションの楽しさが少しずつ分かってきたね。昨日までは「授業が全然わからない」とぼやいていた生徒も「今日の授業は楽しかったよ!」と元気に報告にきてくれました。

午後は、海岸沿いにある巨大ショッピングモールでボーリングを楽しみ、16:00ごろブライトン市内の中心地で自由解散しました。生徒の多くは今朝ホストファミリーに「夕食はいらない」ことと「帰りが少し遅くなる」ことを告げていて、今夜は夕食を仲間と一緒に外でとるそうです。夏のブライトンは夜8時でもまだ外は明るいので、多少の夜の外出もご心配なく。明るいうちに帰宅することを念押ししました。おそらく日本食に近いものを食べたいのでしょう。一体何を食べるつもりなのかな?次回の報告をお楽しみに。

(引率教員 大西)

Sscn0642 Sscn0654

Sscn0655

一覧へ戻る