第8回 SAGE JAPAN CUP online に高校2年生のチームが出場しました!
SAGE(セージ:Students for the Advancement of the Global Entrepreneurship) とは、2002年にアメリカで創設された国際的な教育プログラムです。主体者である高校生が数名のチームを組み、大学生と共に社会問題を発見し、企業にアドバイスをもらいながらそれを解決するための社会貢献プロジェクトを考案、実践。その成果をプレゼンテーション大会で披露しあうもので、2003年にアメリカで第1回SAGE WORLD CUPが行われ現在では30ヶ国がこの取り組みを実践しています。(2019年)。
そのアメリカでの取り組みを土台に、SAGE JAPANが行われています。高校生が社会貢献プロジェクト作成・実行していきます。参加する高校生、高校生をサポートする大学生、関わる全ての人がアントレプレナーシップ(創造意欲や挑戦していく姿勢や能力)を身に付けることを目指しています。
2021年3月21日に行われた第8回 SAGE JAPAN CUP に、本校から初めて高校2年生の3人のプロジェクトチームが出場しました。取り上げたプロジェクト・トピックは、コロナ禍におけるペットブームの陰にある日本のペットの殺処分の問題。日本の現状と世界の取り組みをリサーチし、この課題に取り組む視点と具体的な方法について発表しました。ペットの問題への解決は様々な視点からのアプローチが可能であるが、まず、自分たちがすぐに取り組めて、かつ効果的な成果が期待できるのは、この問題を知ることでることから、啓蒙活動の重要性に着目し、実際、自分たちで具体的な実践に取り組んだことを報告しました。
このプロジェクトに取り組んだ3名は、それぞれオランダ、インドネシア、ニュージーランドでの在留経験がある生徒で、国際性豊かなチームとなりました。多様性のある大妻中野らしいチームです。そのため多様な意見がいつもチームの中で交わされていました。しかし、その多角的な視点の存在こそが、こうした正解のない問いに対して重要であることに気がつくことでできたプロジェクトとなりました。