去る3月15日は大妻中野高等学校、
そして、本日3月24日は大妻中野中学校の卒業式です。

お天気が心配でしたがなんとか持ちこたえ、
このハレの日を迎えることができました。

式場のメインアリーナ前に並ぶ
中学3年生たちの明るい笑い声が
薄曇りも吹き飛ばしてしまったようです。

COVID-19禍の只中に入学した中学3年生。
入学式は通常通り行えず、オンラインで始まった中学生活でした。
それだけではなく、過去に例がない世界情勢での3年間。

でも、これからの新しい社会を創っていくのは、
ずっと探究してきたSDGs、
人を想う優しい気持ち、
そしてこの元気な笑顔だと確信しています！

卒業生代表による「旅立ちの言葉」の中でとても印象的だったのが、
「失敗を恐れずチャレンジしていきたい」という言葉でした。
よくある挨拶の定型に見えるかもしれません。
けれどそこに込められた気持ちの大きさを感じました。

3年前の2月1日、国語の入試問題にあった、
あなたは今後どのような中学生活を送りたいですか。
という問いに、
「失敗を恐れずチャレンジしていきたい」
という気持ちを書き付けた、
まだ小学6年生だった彼女の強い強い気持ち。

それなのに、入学式はオンライン、
初めての授業もホームルームもオンライン、
ひたすらお家で課題に取り組む日々が続きました。

そんな制限のある中でも模索を続け、
工夫と努力とみんなの支えで築き上げてきた
知識と精神力、経験は本当に貴重なものです。
チャレンジできることが当たり前ではないからこそ、
尊いのだと知っている彼女たちです。

「高校生になっても、積極的にチャレンジしていくことを誓います」

締めの言葉に感じた力強さは、
そんな工夫と努力に裏打ちされているのだと思います。

学ぶことは未来への切符。
常に新しい挑戦を、
諦めないで、
試練を経験として、
自信を持って、
可能性を信じて、
進み続けてください。

ご卒業、おめでとうございます！