海外短期研修_イギリスセミナー2023_レポート
海外短期研修 イギリスセミナー2023 International Summer School レポート
2023年夏休みに実施している本校の世界6か国での海外短期研修のプログラムの1つ、イギリス・バースで行われた2週間のイギリスセミナーも無事に終了。そのレポートを紹介します。このプログラムは、イギリスで、英語力の向上に加え、ソーシャルスキル、クリティカルシンキングスキル、プレゼンテーションスキルなどを高めるために、世界各国からの同世代の生徒たちと一緒に学ぶインターナショナル・サマースクールです。本校では、イギリスへの学期留学(ターム留学)のプログラムがありますが、そのイギリスとの繋がりを活かしたプログラムで、中学3年生、高校1年生、高校2年生の希望者が参加しました。イギリス・バースのKingswood School のドミトリーと教室を使って、2週間ここに滞在し、集中的な英語プログラムを受けます。
一緒に生活しながら、授業でもアクティビティでも世界には様々な人が居て、様々なバックグラウンドがあるけれど、英語をツールにして1人1人が関わってみるともっと身近に世界を感じられたり、お互いの文化の違いを尊重する大切さを肌で感じることができるプログラム。また、食堂に並ぶときに挨拶しあったり一緒に写真を撮ったり、個人レベルで国際交流ができるいい機会です。このサマーキャンプの醍醐味はそこにありました。
さらに、英語力の高い生徒にはLeadership Programという授業が用意されています。授業は今現在の使徒たちの関心事に近いものを扱い、客観的に物事を把握する重要性を説いたり10代の子供たちが自分たちで考えを深めていくプロセスを大事にしています。1週間ごとに生徒も帰国したりするので1週間で完結する形で、最終的に研究発表を行い、フィードバックをしてもらうことまでをゴールにしています。
今回は、TikTokを撮影して、ある商品のプロモーションをし、ターゲットにどのようにうったえかけるか、どのように反応されるか考える、というもの。 商品の広告を動画で作成、様々な世代、国籍の人に広告を見てもらいフィードバックをもらってスライドを作成しました。発表の仕方、見せ方、動画の音量など様々な要素について話し合い今後に生かす意見交換もありました。
最終的に、自分で商品開発するテーマあり、理想の公園についての発表あり、選んだ商品の広告を実際動画作成し、それを様々な人に見てもらってフィードバックをもらった発表あり。レベルに合わせて人数も様々でしたがここ2週間の成果を出し切りました。
また、バース、ロンドンなどの研修の他、ウェールズの首都であるカーディフも訪問し、イギリスの歴史、ケルト文化にも触れることができました。Cardiff。日本語でイギリスと言っている国は実は4つの国から成り立っていますが、その一つ、Englandの西に位置するのがWalesです。そしてその首都がCardiffです。私たちが滞在しているBathから車で1時間半くらいの場所にあります。 一時期英語のみの使用に限られていましたが、もともとここにはWelsh(ウエールズ語)と言われる言語が存在します。弾圧された悲しい歴史を経て、今ではウエールズ語の教育もされているそうです。ウエールズに入った途端道路標識も、看板もウエールズ語と英語の2言語で表記されていました。アルファベットを使用していますが、まったく系統の異なるケルト語系の言語です。
最後は卒業式。センター長からのお話しで、スコットランド出身でいらっしゃるのでスコットランドの正装のキルトを身に着けていらっしゃいます。様々な人のおかげで今日を迎えることができたということで、様々な人への感謝を込めてそれぞれに挨拶をみんなでしました。