妻中便り

Temple University Japan Campus での授業 – アメリカのリベラルアーツを体験

11月上旬に、テンプル大学ジャパンキャンパスとの連携による大学授業参加、学生との交流プログラムが実施されました。昨年から実施されているこのプログラム、今回は、本校の中1から高2までの生徒、39名と本校の保護者が、テンプル大学ジャパンキャンパスを訪問し実際の授業に参加しました。

テンプル大学は、アメリカ・フィラデルフィアにあるペンシルバニア州立の総合大学で、1884年創立。数多く学問の分野で博士号、修士号も修得できる名門大学です。このプログラムでは、このテンプル大学のジャパンキャンパスで以下の6つの授業に参加しました。

Intellectual Heritage “IH II: The Common Good” 哲学系、分析的思考力を養うライティング科目

Political Science ”War and Peace”  国際刑事裁判所の判例を基に、ディスカッション

Japanese ”Japanese Intermediate I” 日本語を学ぶ海外学生の授業。if / もし~の文法と練習

Japanese ”Japanese Elements I” 日本語を学ぶ海外学生の授業。プレゼンテーション発表

Media Studies and Production ”Genres of Media Production”  映画台本、音響、撮影、編集スキル

Social Studies “Special Lecture by TUJ faculty”  主として、中学1~2年生対象の特別クラス

授業後にテンプル大学の現役の学生の皆さんと一緒に振り返りセッション。学んだことを共有しました。とても実りの多い連携プログラムとなり、参加した中1生から高2生まで、それぞれに将来の大学進学、キャリアを考える上で新しい視点を獲得することができました。

本校生徒の振り返りです:

中3生: テンプル大学ジャパンキャンパスは、そこはアメリカ!という感じでした。とてもおしゃれで校舎も綺麗で、様々な国籍の学生さんや宗教に配慮したお祈りルーム、そして飛び交う英語や他の言語が一気に私を包み、大変驚きました。まるで海外に来たような多様性溢れるのびのびとした環境です。私は、今回、日本語を学ぶクラスに参加して、学生の皆さんと日本語と英語で話をして、とても楽しい授業でした。私自身が、日本のことをよく知らないことに気がつきました。 そして、日本と日本語のことをもっとよく知って、日本語を学ぶ人に教えてあげられるようになりたいと思いました。

中1生: Temple大学Japan Campus で参加した授業は Social Studiesで、Wasting Foodをテーマにしたものでした。 日本が世界の食品ロスのランキングで4位だったことにショックを受けましたが、授業はゲームをやったり、学生の皆さんと話したりで、とても楽しいものでした。これからもっと Wasting Foodの問題について、しっかり考えようと思いました。同時に、グループディスカッションで、自分からあまり話ができなかったので、もっと積極的に日本語でも英語でも自分の考えを話すことが大事と改めてわかったので、これから頑張りたいと思いました。

テンプル大学のアドミッションアドバイザー 三井様からのフィードバック 

今回もテンプル大学Japan Campusでの授業に参加、誠にありがとうございました。語り掛けるたびに、大妻中野の生徒さんは、色んな反応を示してくださるので、つい時間を忘れて説明が長くなってしまいました…。キャンパスツアー中も質問が絶えなかったようです。一緒に案内したテンプルの学生たちは、大妻中野の生徒さんのコミュニケーション能力と好奇心にとても驚いていました。本学のような、多国籍・多文化共生の環境で学ぶ場合、答えのない哲学的問いに日々ぶつかり続けることになります。考えることや人と関わることを恐れていては成し遂げられません。好奇心豊かで、積極的にコミュニケーションを取ろうとするご姿勢は本当に素晴らしく、感動いたしました。大妻中野の生徒の皆さんが少しでも海外に目を向けるきっかけになれば幸いです。

大妻中野グローバル・リーダーズ・コース出身、テンプル大学学生のChisatoさんから:

TUJの魅力は、小さなキャンパスに60カ国以上からの学生が集まるため、気づかないうちに沢山の文化や価値観について学べる点です。また、授業も多くて40人ほどの学生しかいないため、学生と教授の距離感が近く、どの授業でも気軽に質問をできるのも魅力です。様々な文化や価値観に触れたい方は、ぜひテンプル大学で一緒に学びましょう。

Like the well-known phrase ‘your environment shapes you,’ TUJ is a place that would inevitably shape you to understand how to interact and work with those whose background significantly differs from yours. At the same time, TUJ is also a place that helps you realize that rather than the differences, it is often the similarities that helps create a bridge of connection; whether it is hobbies, same major, or the feeling that you want to skip class for one day (please don’t as you will regret later). Another unique element of TUJ is that the class sizes are relatively small, both in comparison to American as well as Japanese universities. Since this increases the chances you interacting with your classmates and professors, it is relatively easy to approach people, and ask questions about concepts you could not understand during the lectures. If you are interested in interacting with people from abroad, receiving an American education, or are considering working abroad in the future, I encourage you to consider applying to TUJ!

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