東京学芸大学主催 SSH / SGH / WWL課題研究成果発表会へ出場!
2024年2月23日、東京学芸大学が主催する2023年度SSH/SGH/WWLに、SGHネットワーク校として、高校2年生の3名が出場しました。それぞれ自身が疑問に思っていることや社会での課題を解決する観点から,リサーチクエスチョンを立て素晴らしい研究報告を行いました。
この研究発表会の目的は以下の3つです。
・ ⽣徒たちがSSH/SGH/WWL 課題研究の成果を発表し⼤学教員ら専⾨家からの評価を得ることで, 各⾃の課題研究を進展させる機会とする。
・ ⽣徒たちが主体的に発表会を運営し意⾒交換を⾏うことで,互いに知⾒を深め友⼈関係を拡げる機会とする。
・ ⾼校と⼤学が連携して⽣徒たちのSSH/SGH/WWL 課題研究を⽀援し評価することで,育成すべき資質・能⼒を⾒定め教育課程の改善に資する機会とする。
本校は昨年はオブザーブ参加、発表へのチャレンジは初となりましたが、大きな成果をあげました。授業や課外活動で得た知識・経験をアウトプットする場として,今後も継続してこのようなイベントに参加していきます。
このプログラムで研究発表した高校2年生の振り返りを紹介します。
H2 A.I. さん 研究テーマ「要約評価指数 ROUGEによる人間と生成AIの要約精度の検証」
自分で研究した論文を、他の人に発表する機会は今回が初めてだったのでとても緊張しましたが、見に来てくださった方にわかりやすく説明することを心がけました。特に、聞いてくださる方に応じて、語彙の難易度や説明の粒度を変えることで、ポスター発表ならではの対話形式の発表ができました。今後の展望について、応援してくださる方がたくさんいらっしゃったので、さらに研究を深めたいと考えています。そして今回得た学びを、大学で活かしていきたいです。
H2 K.T. さん 研究テーマ「独り言によって記憶力は向上するのか」
私は「独り言によって記憶力は向上するのか」をテーマに研究を行いました。「独り言を言う人は頭がいい」という言葉をきっかけに、独り言とその効果について興味を持ち、研究を行いました。アンケートを取ったり、実験を行ったりして一年中探究を進めてきました。書いた論文をもとにポスターを作成し、課題研究発表会で発表をしました。 当日は、ポスターセッション50分が2回あり、一方は他の生徒の研究を見て、もう1回は自分が発表を行いました。他校の研究はどれも本格的で興味深かったです。私の発表では人が集まってくれるのかが心配でしたが、審査員含みみんな積極的に私のポスターについて聞きに来てくださいました。発表をし終わった後も質問やアドバイスをくれて、今後に生かせる内容ばかりでした。
H2 A.T.さん 研究テーマ「私立女子中等部における精神保健に関する実態把握調査」
この研究発表会に参加して二つ気づいたことがあります。一つ目は参加した人の目です。発表者は自分の発表について語る時、目がキラキラしていて、聞いているこっちまでワクワクさせてくれました。そんな彼ら、彼女らの姿をみて、もっと本気で研究すればよかったと後悔しました。次に参加できるに機会があったら必ず参加し、本気で自分のやりたい研究を行おうと決心しました。
二つ目が周りの先生方のサポートの大切さです。例えば実験の結果から考察できる内容は自分一人では二つしか思い浮かばなかったのに、先生方の助言から多くの考察につながり、より良い研究になりました。また、今回研究を行うにあたり中学生約600人にアンケートをとらなくてはならなかったのですが、学年の先生方は快く受けてくださいました。発表する場を用意してくださった先生方には感謝しかありません。