妻中便り

エアカナダ 伊藤氏から学ぶ_ グローバル・キャリア・セミナーを実施!

10月22日、本校の探究学校設定科目のGlobal Issue Studies II  (高2での開講)の授業で、本校の*WWLの協働機関(企業)の1つである エア・カナダ (Air Canada ) 日本支社の支社長である伊藤正彰(いとう まさあき)氏を招いてのグローバルセミナー(特別授業)を行いました。

ねらいは、将来のグローバルなキャリア構築のためには、どのようなスキル、マインドが求められているのかを、自身の体験を内省し、探究的に考えることです。 多くの生徒が、自身のこれからの進路とキャリアについて、新しい視点で見つめることができました。

*WWL拠点校とは、文部科学省の事業で、文部科学大臣の指定を受け、国内外の大学や企業、国際機関等と協働し、グローバルな社会課題の解決に向けた探究的な学びを実現するカリキュラムを開発する学校のことです。 本校は令和6年度のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業のおける拠点校として採択されました。これまでの本校の先進的なグローバル教育とその成果が、文部科学省から評価いただいたことによります。今後は、WWL拠点校として、国内外の様々な学校、企業、国際機関、大学とより一層、連携して進めることが求められます。 WWLに関する文部科学省のHPは以下からどうぞ。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/mext_00094.html

このエアカナダ伊藤氏によるセミナーの生徒振り返りを紹介します。

H2 E.さん

私は伊藤先生の話を聞いて、どんな仕事に就くとしても企業や組織に入るために若いうちから勉学に励むことの必要性や、自分にできることをアピールする力(Confidence )や私はこの仕事に全力を注ぐという意識(passion)の重要性について学びました。

また伊藤先生は語学において40代で英語を学び始めたということから大変苦労されており、その当時だったからということもあるのかと思いますが、海外での仕事で、「国に帰れ」というきつい言葉をかけられた体験談を聞いたとき、私は自分がフランスの現地校で周りの人から当時フランス語での意思疎通が上手くいかないことから、辛い思いをしたことを思い出しました。 しかし、伊藤先生がおっしゃっていたように失敗は自分をむしろ成長させてくれるもので、私が今までの学校生活で失敗してきたことは決して恥なのではなく、寧ろ今のうちに失敗できるこの環境に自分が所属できていることがとても恵まれていると感じました。

私は将来、医師になりたいという夢があり、私のその夢に対する情熱は人一倍あるという自信があります。伊藤先生のように好きなことを仕事にできるようになるために、まずは大学受験など人生において与えられたタスクを一つ一つ地道にこなすことだと思うのでそれに向かって日々精進してまいりたいと思います。

H2  Kさん

今回のグローバルキャリアセミナーの一番最初に見せていただいたエア・カナダの安全ビデオが、カナダの公用語である英語とフランス語の2か国語でアナウンスされているのがとてもユニークで、複言語の国であることと多様性を大切にしていると思いました。 これから、エア・カナダの飛行機に乗る機会があれば、注目してみたいです。

海外の航空会社についてお話ししてくださったときに、海外では性別や年齢にとらわれず、様々な人が活躍していることを知り、日本でも同じようになっていくことが必要だと思いました。 伊藤さんが人生における大きな分岐点で、学校の先生に親身になって相談してもらったとおっしゃっていて、私も進路などで悩むことがあれば納得のいくまで、相談し、追求してみようと思いました。

H2  Hさん

今回のセミナーで、私は初めて航空会社の方のお話を聞きました。 冒頭で見たエア・カナダの安全ビデオが、カナダの各州で撮影されていて、カナダの景色を知ることができました。 また英語とフランス語が公用語のため、2言語+字幕で流れていて、とてもグローバルだなと感じました。

伊藤さんの話を聞いて、伊藤さんの努力と強い意志を感じました。自分の夢をできないから諦めるのではなく、どうしたらその夢や目標に近づけるか、それをこれから大学受験や社会人になる時に念頭におき、日々励んでいきたいと思いました。

また伊藤さんの行動力にも心を動かされました。日本がだめなら海外へと、可能性と選択肢を自ら広め、自らの手で海外航空会社への就職を掴めていて、かっこいいと思いました。海外の企業や海外で働くことに興味があるので、日本の大学に行ったから、日本の会社に入るとだけ考えず、自分でどうしたら海外で働くことに近づけるか考え行動することを実行していきたいです。

私は旅行をするのが好きで、特に飛行機に乗って色々な場所に飛ぶことが好きなので、航空関係の仕事分野や内容、世界にどのような航空会社があるかも知ることができたことは、とても楽しく、貴重な時間となりました。 またカナダにいつか行ってみたいです。

 

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