妻中便り

TEP-CUP  東京都高校生英語プレゼンテーションコンテスト- 本選 – 審査員賞!

TEP – CUP  東京都高校生英語プレゼンテーションコンテスト  審査員賞!

“英語プレゼンテーションの大妻中野” – 本校のグローバル教育の取り組みで、特に高い評価を受けているのが、英語プレゼンテーションスキルです。 設定した課題に、自分たちでクリエィティブなアプローチで解決法を考え、効果的なスライドとともに英語でプレゼンテーションを行うことを、本校では学校全体で取り組んでいます。 その“大妻中野の英語プレゼン力”を、今回、TEP-CUP東京都高校生英語プレゼンテーションコンテスト 2025 で、本校チーム Miracle が見事に証明してくれました。

このTEP-CUPは、東京都教育委員会が、都内の高校生が自分の考えを英語で発信する実践的な発表の機会を設け、総合的なプレゼンテーション能力の向上を図ることを目的とし、開催するものです。 今回、都内の多くの高校から本選出場の8チームの1つとして、本校チームMiracleが選ばれ、3月16日に行われた本選で、審査員賞を受賞しました。

本校チームMiracleのメンバー生徒の振り返りです。

私たちは、TEP-CUP東京都高校生英語プレゼンテーションコンテストに応募、本選出場のチームとして選ばれ、審査員賞を受賞することができました! そもそもTEP-CUPとはTokyo High school English Presentation CUP の略称で、”都内高校生が自分の考えを英語で発信する実践的な発表の場”として東京都教育委員会が主催するプレゼンテーション大会です。 参加するきっかけとなったのは友達の勧誘で、自分の英語力を向上させ、視野を広げられると感じ、参加を決心しました。

プレゼンのテーマは「東京の魅力発信」。 自分の考える東京の魅力やその理由、さらにその魅力を世界中に発信するための効果的なアイディアについて英語で発表するというものでした。グループで本格的に準備を始めた際、まず東京の魅力をどのような視点で捉えるかを話し合いましたが、全員が生まれたときから東京という場所に身近であったがゆえに客観視が難しく、案出しに難航しました。それでも何度も異なる視点で議論を重ねた結果、私たちの考える東京の魅力は「古代より受け継がれてきた東京独自の伝統文化」であるという結論に至りました。

この発想の背景には、近年のグローバル化の影響があります。他国の文化が輸入された結果、日本固有の文化や風習が衰退しつつある現状に、私たちは危機感を抱きました。特に東京では、明治時代の欧化政策による影響で、西洋文化が急速に広まり、江戸時代特有の文化が消滅していったと考えられます。このような変化は近代的発展をもたらしましたが、日本が誇る長い歴史と伝統を手放すべきではないとも思います。そのため、私たちは東京の近代以前の伝統文化を世界に発信する方法をテーマにプレゼンテーションを作成しました。

本選出場の知らせを受けてから、本番に向けてネイティブ教員のご指導のもと何度も練習を重ねてまいりました。グループ全員がグローバル発表会の経験者であったこともあり、私は自信を持って臨みましたが、発表が始まるとその考えは一瞬で覆されました。

私たちの発表順は最後から2番目で、他のユニットのプレゼンを見ているうちに、その独創的なアイディアや優れた英語力に圧倒され、強い焦りを感じました。このままでは十分な評価を得るのは難しいかもしれないと考え、本番直前に内容を一部アレンジし、可能な限り工夫を加えました。

発表自体は落ち着いて行うことができたものの、質疑応答では思うように英語が出てこず、悔しさが残りました。そのため、受賞の知らせを聞いたときは半ば信じられない気持ちでしたが、同時に私たちのアイディアが評価されたことを大変嬉しく思いました。

この大会を通じて、プレゼンテーションの技術や英語での発信力を向上させることができただけでなく、東京都の魅力について改めて深く考える機会となりました。また、他校の参加者との交流を通じて、新たな視点を得ることができたのも貴重な経験でした。さらに、今回取り上げた江戸時代特有の東京文化について専門の方からご指摘をいただき、東京の本当の魅力について考え直すきっかけにもなりました。今回の経験を糧に、今後もプレゼンテーション力をさらに磨きながら、自分自身の成長に繋げていきたいです。 最後に、本プレゼンにあたってご協力いただいた先生方に改めて感謝申し上げます。

 

私たちはTEP-CUP2025に参加しました。 私たちは発表する順番が8校中7番目だったのですが自分たちの番が近づくにつれてとても緊張しましたが実際に舞台に上ってみると緊張は消え、自分たちのプレゼンを観客の皆さんに届けたいという気持ちのほうが勝っていたので自分でも驚きました。

本選で他校の生徒たちの発表を見て、そのレベルの高さに驚かされたので受賞したときは、本当に驚きました。ただプレゼンテーションをするだけでなく、笑いも取り入れていたこと、間の取り方が絶妙だったこと、横断幕や半紙に書かれた習字など、小道具を使いながらプレゼンしていたことなど多くの学びを得ることが出来ました。さらに、発表されていたテーマが公衆トイレやファッション、農業などユニークで、自分たちでは思いつかないような着眼点に気づかされ、視野が広がりました。

プレゼンテーション終了後、JETの皆さんや審査員の方々からいただいたフィードバックによって自分たちでは気づかなかった良い点や、改善点を的確に教えていただき、とても勉強になりました。

本選に進んだ副賞として、国連大学を訪れる機会があります。スタッフの方々から現在行われている職業に関する話を伺うことができるので、これを機に自分の進路や職業について質問し、今後の進路選択に役立てたいと思います。

最後に、このプレゼンテーションを作成し、発表に向けて協力してくださった先生方に心より感謝申し上げます。

 

 

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