『大妻中野より受験生へのメッセージ』
『大妻中野より受験生へのメッセージ』
校長 宮澤 雅子
受験生の皆さんは今、入試に向けて、最後の険(けわ)しい道を走っています。
頑張ることができる源(みなもと)は中学校への希望と夢、
そしてご家族の強い支えでしょう。
厳(きびし)い状況は自分だけではなく、
全ての受験生が同じ思いで前に突き進んでいます。
「努力は裏切らない」の言葉通り、今まで一つ一つ積み上げてきた学習は、
必ず結果として返ってくるものですから、自信をもって臨(のぞ)んで下さい。
そして、テストの最後の瞬間まで強い気持ちを持ち続けることが重要です。
箱根駅伝のスーパースター柏原選手とその仲間のチームは、
前年度、たった21秒の小差で優勝を逃した、その悔し涙を情熱にかえ、
1秒をも疎(おろそ)かにしない練習を目指してきたのだと語っています。
受験本番まで毎日1教科1点でも積み上げ、当日の最後の瞬間まで諦(あきら)め
ない粘り強さが成功のチャンスを広げます。
1点でも無駄にしない慎重さを心がけて下さい。
「成功する人とそうでない人の決定的な違いは、途中であきらめるかどうかです」
最後まで強い情熱を持ち続け向き合った受験は苦しいけれど、
新聞に載っていた「それは、きっと明日の自分にタスキを繋(つな)ぐことが出来るのだ」という言葉が未来への勇気をもたらしてくれました。
それが受験勉強を通して得られる最高の財産だと思います。
皆さんをお迎えする私達大妻中野の生徒・教職員一同は、
少しでも快適な環境で受験が出来るよう準備をしています。
万全な体調で実力を発揮し、悔いのない受験が出来るよう
心からエールを送っています。