さあ!出発です。
2007年7月22日
カナダ体験学習出発に際して
校長 有賀康修
今日からカナダ体験学習です。皆さん楽しそうで、笑顔がいっぱいです。私からこのプログラムの目的についてお話いたします。
第一は、英語コミュニケーション能力の基礎を養うことです。今は英語で聞いて頭の中で日本語に翻訳して理解し、日本語で自分が伝えたい内容考えてそれから英語に翻訳し、英語で相手に話していると思います。カナダ現地での学習が進むと、英語で聞いて頭の中でも英語で理解し、英語で自分が伝えたい内容を考えそのまま相手に話すことができるようになっていきます。
第二は、異文化体験です。人々とのコミュニケーションを通してカナダの文化や歴史を肌で感じることができます。英語はコミュニケーションの道具です。道具を使って何を伝えるか、相手の表現内容をどのように理解するかが大切です。日本では当然のことがカナダでは通らないことがあるでしょう。生活の仕方、文化が異なるからです。文化の多様性と異文化を理解する必要について気付いてきてください。他国の歴史を学ぶ興味が培われるでしょう。国際教養を身につけようという意欲が育ってくると思います。
第三は、家族から離れて長期間自立する体験です。昔から「かわいい子には旅をさせろ」と言われています。いつもはお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、兄弟や姉妹誰かがそばにいて、安心な家族に守られています。今からは違います。家族から離れて、自分で考え、判断し、選択して行動することが求められます。あなたが直接責任を取ることが多くなります。自立するためのトレーニングができるでしょう。
帰国したときは、一回り大きく成長した姿を保護者の皆様に見せてください。それが一番のお土産です。健康に気をつけ、楽しい、充実した研修旅行をとお祈りしています。