2010 オーストラリア研修 レポート Day 3
2010 セント・アンドリュース・セミナー レポート Day 3, 27th July, 2010
今朝のケアンズ、やっとという感じで太陽が雲の切れ間から顔をのぞかせました。気温21度。最高気温は25度。熱帯雨林のケアンズでも、今年の冬は暖かすぎるようです。現地の新聞にも、”weirdest winter” (今までになく変な冬) とか “unusually warm”(異常な暖かさ)と書かれています。さらには「”gloomy skies”(陰鬱な空)のせいで太陽を求めてヨーロッパからやってきた人たちもがっかり」と。でも、今日は、待望の青空が見えました。生徒たちもファインな気分に。こちらの学校とステイに慣れたからでもありますが。
セントアンドリュース校の第2日目。本校の生徒が参加しているいくつかの授業を副校長先生と一緒に見学させてもらいました。芸術やエンジニアリングなどの実技の授業です。ずいぶんと熱心に取り組んでいました。この学校の授業は、「生徒がする」ことがメインです。すべての授業が実習です。とにかく能動的にならざるを得ません。「授業」という言葉を目的語とする動詞は「受ける」ではなくて、「する」という言葉になります。みんな必死で授業をやっていましたね。
一般的にオーストラリアの学校では、授業と授業の間に休み時間は基本的にありません。移動だけです。休み時間は、休憩時間(10:20~10:40)と昼休み時間(12:40~13:20)だけです。ほとんどの生徒は、休憩時間に軽食、お昼にもサンドイッチなどを友達と一緒に外で食べています。「食べるのは教室の外」というのがとにかく徹底されています。建物の中で何か食べていようものなら、「どうして外で食べないんだ!」と怒られます。ダイニングアウト、バーベキューが国民食のようなオーストラリアらしい心温まる先生と生徒のやりとりの風景です。
セントアンドリュース校は平常授業なので、いろいろな学校行事もあります。ホストシスターの生徒が行事でそちらにかかりきりになることもあります。スポーツ大会や音楽のコンテスト(セントアンドリュースは音楽教育に大変、力をいれています)などで授業を「公欠」(自己都合ではない認められた欠席)する生徒ももちろんいます。こうしたホストシスターやクラスメイトに、きちんと対応するのも大切な勉強です。
日常生活は、小さなハプニングの連続です。「そういうこともあるよな!」とやり過ごすことも有効な対応手段であることを学ぶ。大切ですね。「習慣」や「文化」の違いは、「やれやれと」受け流すことが、深刻なコンフリクトを乗り越えることになること。これがeasygoingです。
引率 水澤
太陽はどこへ?
セントアンドリュース校内です 今日は時々、The sun has come back!
少しずつ学校生活に慣れてきました!