2010 オーストラリア研修 レポート Day 5
2010 セント・アンドリュース・セミナー レポート Day 5, 29th July, 2010
木曜日です。週末への期待感が少しずつ街の空気に表れている感じ。今朝のケアンズ。雲が多めながらも晴れ。暑くなりそうな日差しです。朝の天気予報では最高気温29度。湿度は下がってきていますので、過ごしやすいですね。
生徒たちはセントアンドリュースの授業に、戸惑いながらも必死に取り組んでいるようです。「わからない!」「ボードの字が読めない!」という声、多いですね。でも「自分が今わからない」状態にあることがわかる!ということを改めて体験したと思います。普段は意識することがない学ぶことへの出発点を思い出すことができたことは、素晴らしいことです。
ボードに先生が書く字が読めないことが多いとの声も。先生の字が小さ過ぎたり、乱雑だったり。皆さんは「日本だったら先生に苦情が来るよね!」という感覚のようです。うーん!こちらの生徒は、ボードの字をノートに書くことはあまりない。先生の板書はあまり気にしない。そもそも板書を写すことを勉強とは思ってない人が多いんじゃないかな。「わからないことを考えて、とりあえず思いついたことを言ってみる、自分で書きだしてみる」ことを勉強と考えているようです。
習慣や考え方の違いに戸惑うのは当然のこと。大切なことは、その「違い」にすぐ「良し悪し」という価値判断を下さないこと。「とりあえず」という感じで、「一時保存ホルダー」に入れておきましょう。でも、これはなかなか難しいことです。「違い」を受け入れるには気力と体力も必要ですし。「イルカ」や「くじら」をめぐる例のアレもそうですね。「違う」文化圏に身をおくことはそれだけで大変なこと。だからこそ、この体験は大きな意味があります。
引率 水澤
ブッシュウォーキングの授業へ 下校時のセントアンドリュース
学校生活にもすっかり慣れました! セントアンドリュースの生徒とうまくやっています。