大妻中野は東京都心部に位置し、様々な都市問題を身近なものとして感じています。このプログラムでは、身の回りの環境を広い視野でとらえ、都市がこれからも持続的に発展していけるような方策をグローバルに探求していきます。また、この探究活動を通じて、英語で議論やプレゼンテーションができるように語学力やリーダーシップを養い、第一線で活躍できる女性リーダーを育てます。
Global Issues(地球的課題)とは何か、基礎的なことを学ぶとともに、課題解決のための実践方法を学びます。具体的には、上智大学や東京芸術大学などの研究機関や、博報堂、キリンなどの企業と連携して地域の課題解決方法を学ぶプログラムを実施します。また、実際に地域を訪れ、現地でコミュニケーションを重ねながら、フィールドワークを通して課題解決の方法を探るとともに、実践的な力を養います。今年度は、タイのチェンマイ、富山県氷見市、岐阜県御嵩町を訪れる予定です。
氷見市は「魚のまち」として有名で、それを生かしてさまざまな町おこしをおこなっています。地方の抱える課題とはどのようなことなのでしょうか?また、都市と地方にはどのようなかかわり方があるのでしょうか?実際にフィールドワークをおこない、地域に取り組みにかかわることで「リアル」にコミュニティの重要性を学びながらリーダーシップを養います。
岐阜県御嵩町を通る名鉄広見線。利用者が少なく廃線の危機にある広見線ですが、この地域の人たちにとっては欠かせない重要な「足」となっています。存続のために地域をあげて活性化をすすめている御嵩町において、「地域の課題と向き合い、アイデアを出し合い、解決する」という現地高校生とのワークショップに参加させていただくことで、行動力・企画力・発想力を養います。
タイは現在、かつての日本と同じように経済成長が著しく、大きな発展を遂げている国です。しかし一方で、都市問題や農村の過疎問題など、日本の都市や農村と同じような問題を抱えている国でもあります。日本にいたのでは本当の意味で地球の課題、都市の課題は見えてきません。タイで繰り広げられている生活を目の当たりにしながらお互いの国の様々な課題に挑んでいきます。タイでは現地の人々と議論をし、様々な考えを共有し、その成果を帰国後に広く発信する予定です。