学校長ごあいさつ
今回の新型コロナ感染拡大の影響は、日常の生活、学校教育、医療、移動手段、経済、雇用、観光、人間関係、
スポーツ、芸能、国際交流などに及び、地球規模の、将来にわたって人類の記憶に刻まれるほどの甚大なものです。
本校でも新型コロナの影響により、授業をはじめ、様々な行事が中止、変更され、文化祭の開催も危ぶまれました。
しかし、こういった状況にもかかわらず生徒の皆さんの努力により、さまざまな工夫を凝らすことで、
例年と異なる新しい発表の形式で無事に開催できる方向で進められてきたことを大変うれしく思っています。
中心になって準備していただいた皆様、そして支えてくださった皆様に感謝申し上げます。
さて、本校ではここ数年SDGsをベースにした秋桜祭Global Arts Festivalを実施していますが、
本年度の全体テーマは「アオハル」、そして企画テーマは「“いま、私たちにできること”を考え、行動する。」です。
若いからこそ考えられること、行動できることがある、というテーマを掲げています。
どんな状況下であっても、より前向きに考え、「一歩前に踏み出してみること」が、
皆さんの「アオハル」にとって重要なことだと改めて感じています。
長期間にわたる感染拡大防止のための生活が習慣化しつつも、人類は人類のために前進することが必要です。同時に、
温暖化などによる災害も年々増加していることを多くの人々が感じていますが、我々の乗る「地球号」はどこに向かえばよいのでしょうか。
まさに今回のテーマは、そういったことを様々な観点からみんなで考える機会になれるものと考えます。
今年度の秋桜祭Global Arts一人一人が「今ある社会」や「変化していく社会」を見つめ、自分のなすべきことを考え、
行動し、将来の自分の生き方や自然と共存していける社会の在り方を、仲間とともに、
そしてGlobal Arts Festivalに参加してくださる皆様とともに構想していける場になることを願っています。
大妻中野中学校・高等学校
校長 野﨑 裕二
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